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ピルの効果はいつから?副作用は?値段は?避妊率は?種類は?生理痛が軽減?
ピルの効果はいつからなのでしょうか。副作用はあるのでしょうか。値段はどのくらいなのでしょうか。ピルを飲むことで避妊率はどのくらいになるのでしょう。いつからピルを飲めば効果があるのか、ピルの種類や飲み方、副作用、生理痛が軽減するのかなどを調べてみました。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】ピル
低用量ピルは、1960年にアメリカで発売されました。
今は、世界180カ国で、約9000万人の女性が利用しています。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】飲み方
低用量ピルの飲み方は、毎日1錠ずつ忘れずに飲まなければなりません。
低用量ピルの飲み方は、なるべく決まった時間に飲む方が効果が高くなります。
低用量ピルの飲み方としては「朝起きてすぐ」「食事の時に」など、毎日必ず同じ時間に飲む習慣をつけてしまうのがおすすめです。
低用量ピルの飲み方は、お茶やジュースなどお水以外のもので飲んでも問題はありません。
低用量ピルの飲み方は、生理周期に合わせてホルモンの入った薬を21日間飲み続け、7日間服用を休むのが基本の飲み方になります。
低用量ピルの種類には、「21錠入り」と「28錠入り」があります。
「21錠入り」の飲み方は、1シートを飲み終わったら7日間休んだ後に次のシートを飲み始めます。
この7日間の間に消退月経になります。
「28錠入り」の飲み方は、飲み忘れを防ぐために7日間の休薬期間に、ホルモンの入っていない偽薬を7錠つけたものなので、1シートを飲み終わったら、すぐに次のシートを飲み始めます。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】種類
低用量ピルの種類には、どんなものがあるのかみてみましょう。
低用量ピルの種類:第一世代
第一世代低用量ピルは、「シンフェーズ」があります。
低用量ピルの種類:第二世代
第二世代低用量ピルは、「アンジュ」「トリキュラー」「ラベルフィーユ」があります。
低用量ピルの種類:第三世代
第三世代低用量ピルは、 「ファボワール」「マーベロン」があります。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】値段
ピルの値段は、いくらくらいなのでしょうか。
ピルの値段は、保険適用外になるために、自費診療になります。
ピルのシートの値段以外に、病院でピルを処方してもらう時には、診察代が必要になります。
初回は、診察とは別に検査をする病院もあるので、1万円くらい用意しておくと良いでしょう。
ピルの値段は、1シートが2000~3000円程度の病院が多いようです。
ピルの値段や診察代も病院によって異なるので、値段が心配な人は事前に病院に電話で問い合わせると良いでしょう。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】副効用
低用量ピルの副効用にはどのようなものがあるのでしょうか。
低用量ピルを飲むと、子宮内膜があまり厚くならないうちに生理が起こります。
●月経困難症の軽減
子宮収縮も抑えられて生理痛が軽くなり、月経困難症の軽減ができます。
●月経血量の減少
生理の出血量が減って貧血の改善ができます。
●生理不順の改善
生理の周期が規則正しく28日周期になるので、生理不順へ効果があります。
生理がくる日にちの予定がたつので、旅行や試験などの時に便利です。
1カ月以上前から調整すれば、生理の日を早めることも遅めることもできます。
●子宮内膜症の予防と改善
低用量ピルを飲むと、子宮内膜症になりにくくなるという報告もあります。
子宮内膜症にかかっている時には、子宮内膜症の進行をくいとめることができます。
●月経前症状(PMS)の軽減
月経前症状(PMS)の症状が強い人は、低用量ピルを服用すると、ホルモンの変動が少なくなるために症状が軽減されます。
●にきび、多毛などの改善
低用量ピルには、男性ホルモンの作用を抑えてニキビや多毛症を減らす効果があります。
●更年期症状、骨粗鬆症の予防
低用量ピルには、ホルモン状態を安定させて更年期症状や骨粗鬆症を予防する効果もあります。
卵巣がんや卵巣嚢腫、子宮体がんのリスク低下
低用量ピルには、排卵による卵巣の損傷を減らす効果があるので、卵巣がんや卵巣嚢腫などにかかるリスクが低下します。
低用量ピルには、黄体ホルモンが含まれていて黄体ホルモンが子宮内膜を保護するので、子宮体がんにかかるリスクが低下します。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】避妊率
低用量ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)が含まれています。
低用量ピルは、ホルモンの働きで排卵を抑制して避妊効果を発揮します。
低用量ピルを服用したときの避妊率は、どれくらいなのでしょうか。
低用量ピルを正しく服用した場合の避妊失敗率(妊娠率)は0.3%と効果は高く、時々飲み忘れたりした場合でも8%です。コンドームによる避妊法での失敗率が2~15%、オギノ式など排卵日を避けてセックスをするリズム法での失敗率が9~25%と比較すると、より確実な避妊方法であると言えます。
https://okada-w.com/examination/低用量ピルを正しく服用した場合の避妊率は、99.7%。
低用量ピルを時々飲み忘れたりした場合の避妊率は、92%。
コンドームによる避妊率が98~85%。
オギノ式など排卵日を避けてセックスをするリズム法での避妊率が91~75%。
低用量ピルをきちんと服用すれば、ほぼ100%の避妊率と言って良いでしょう。
妊娠したくなったらピルの服用をやめれば妊娠できるので、安全で確実な避妊法になります。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】副作用
低用量ピルの飲み始めには、軽度の吐き気や乳房の張りなどの副作用が出ることがあります。
月経と月経の間に不正性器出血がみられる副作用もあります。
軽い副作用は、ピルの服用を2~3ヶ月間続けるうちに治まっていきます。
副作用がひどい時や数ヶ月たっても軽減しない時には、ピルを処方してもらった病院で相談するようにしてください。
副作用は、体質によって異なりますが、2シート分続けても自分に合わないと感じた場合には、ピルの種類を変えてもらったほうが良いでしょう。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】通販
最近は、個人輸入(通販)でピルを購入することもできるようになっています。ただ、気をつけないといけないのは、個人輸入(通販)の薬の中にはニセモノが紛れているので、危険もあります。
個人輸入(通販)のピルを飲んだ時には、妊娠の可能性があったり、偽造品の可能性や重金属等が含まれる可能性が、10-30%あるといわれています。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】服用禁止
ピルを飲んではいけない人というのがいます。
●35歳以上で1日15本以上タバコを喫う人●血栓性静脈炎、肝塞栓、またはその既住のある人●乳癌、子宮体癌、子宮頸癌、子宮筋腫 または疑いがある人●脳血管、心血管系の異常のある人●肝機能障害がある人●高血圧、血栓症、心筋梗塞にかかったことがある、またその疑いがある人●糖尿病、高脂血症の人●妊娠(または、その可能性)、授乳中の人●最近手術をした、また手術の予定のある人
https://allabout.co.jp/gm/gc/302602/これらの人は、医師に相談した上で、ピルの服用が可能かどうかを判断してもらう必要があります。
【ピルの効果はいつから?副作用は?】まとめ
低用量ピルの飲み方は、毎日1錠ずつ決まった時間に忘れずに飲まなければなりません。
低用量ピルの種類には、「21錠入り」と「28錠入り」があります。
低用量ピルの値段は、病院により変わるので、心配なら事前に問いあわせると良いでしょう。
通販で購入することもできますが、偽物が混ざっていることもあるので、病院で処方してもらう方が安心できます。
低用量ピルの副効用や副作用をしっかりと把握したうえで、服用するようにしましょう。