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冬になぜだか眠い人必見!「冬季うつ病」の原因と対策まとめ!
冬の間、「睡眠は足りているはずなのに、なんだか一日中眠い」なんてことありませんか?それ、「冬季うつ病」かもしれません。今回は、そんな冬になぜか眠い人必見!冬季うつの原因とどうしたら改善・予防されるのかをご紹介したいと思います。
冬に眠いのはなぜ?
気温の低い冬は、夏の間と違い、朝起きて体の体温を上げるのに時間がかかってしまいます。人の脳と体は体温の上昇によって覚醒するので、体温が上がらないままだと、脳や体は覚醒できず、一日ぼーっとして眠いという状態が続いてしまいます。これが冬に眠い状態が続く原因になっています。
冬に眠い「冬季うつ病」とは?
「うつ病」にも様々な種類があり、その中でも「冬季うつ病」は季節性のものに分類されます。「冬季うつ病」以外にも、季節によって症状が引き起こされるうつ病は「季節性感情障害(SAD)」とい言われます。中でも冬季うつ病は、10~12月にかけてうつ症状が現れ、冬が明け暖かくなってきた3月頃になると回復してしまうのが特徴です。
この特徴に当てはまったら「冬季うつ病」かも?
冬季うつ病にはいくつかの特徴があると言われています。「そのうち治るかな」と過信しほっておくと、日常生活に支障をきたす程まで悪化する可能性がありませので、「もしかして冬季うつ病かも?」と不安に思った方は、きちんと病院へ相談することをおすすめします。
「冬季うつ病」の特徴その1
いくら眠っても眠い、眠い状態が長時間続く
「なんだか一日中だるくて、眠い状態が続いている」「十分な睡眠をとってるのに眠い」なんてことありませんか?これは、冬季うつ病の大きな特徴です。この特徴に当てはまった方は、要注意かもしれません。
「冬季うつ病」の特徴その2
甘いものを過食するようになった
甘いものを過食してしまう原因は、気分が暗く落ち込みがちな冬に、気分をよくするために脳が無意識的に甘いものを欲してしまうからです。脳は、甘いものを食べることで、脳内物質β‐エンドフィンが分泌します。β‐エンドフィンには、モルヒネに近いような、脳に幸せを感じさせる働きがあります。つまり、甘いものを過食し糖分を摂取することで、β‐エンドフィンが分泌させ、無意識的に気分を良くしようとしているのです。
上記の2点に当てはまった方、要注意です。この状態のままほっておくと、冬季うつ病になってしまう可能性があります。これから、ご紹介する冬季うつ病の対策・予防を実践し改善させましょう!
原因はセロトニン不足
冬季うつの大きな原因として挙げられるのは、脳の神経伝達物質であるセロトニン不足だと言われています。セロトニンとは、精神を安定させる物質で、不足すると精神が不安定になりうつ病を引き起こしてしまうと言われています。
通常、セロトニンは、日の沈んだ間は分泌が抑制され、朝になるにつれて分泌される量は多くなり、体が朝日を浴びることで覚醒させられるという仕組みになっています。しかし、冬は日照時間が短く日を浴びる時間が夏季より少ないため、セロトニンが分泌されにくくなり、「冬季うつ病」を発症する大きな原因になってしまっているのです。
「冬季うつ病」を防ぐためには
セロトニン不足は、もともとうつ病の直接的な原因といわれているもので、不足すると食欲や性欲などの衝動が抑えられなくなったり、イライラしたりします。セロトニンは、人間の精神にとって重要な脳内ホルモンというわけです。
対策・予防①
太陽の光を浴びましょう
先ほど申し上げたとおり、冬季うつ病の大きな原因がセロトニン不足です。セロトニンの分泌を促進させ、覚醒に導くには、暗い部屋にこもっていてはいけません。なるべく、外に出て日の光を浴びるようにしましょう。また、朝起きたら、必ず部屋のカーテンを開け、部屋の中に光を取り込むようにすることも大切です。
対策・予防②
軽い運動をしましょう
冬は寒いので、夏場に比べて外に出るのが億劫になりますよね。運動不足で代謝が悪くなることも、冬季うつの原因になってしまうのです。ウォーキングなどの軽い運動を少しであっても毎日行うことが、冬季うつ病の予防・改善に繋がります。さらに、冬の寒い環境で運動することで、体が体温を維持しようとし、通常よりも多くのカロリーを消費すると言われています。ダイエットにも効果的で一石二鳥ですよね。
対策・予防③
食生活を工夫しましょう
冬季うつを防ぐ大きな要因はセロトニン不足です。セロトニンの原料となっている食材を意識して摂ることで、セロトニンの分泌を手助けすることが必要です。
セロトニンの原料となっているのは、ビタミンB6や必須アミノ酸トリプトファンを多く含む食材です。それらの食材を上手に摂取するよう心がけましょう。
ビタミンB6を多く含む食材
牛肉(レバー)、マグロ、たらこ、アーモンド
トリプトファンを多く含む食材
豆腐、納豆、味噌、醤油などの大豆製品
チーズやヨーグルトなどの乳製品
バナナ、サツマイモ、そば
しかし、どんな食材も取りすぎは非常に危険です。バランスよい食生活を心掛けることが何より大切です。
冬に眠い「冬季うつ病」まとめ
いかがでしたか?「冬季うつ病」の原因から対策・予防までご紹介させて頂きました。冬場はなんだか眠くなる、過食気味になるという方、一度よくご自分の症状を考えてみてください。軽い症状でも、そのまま放置してしまうと、冬季うつ病になってしまいかねません。体からの小さなサインに気付き、健やかに冬をのりきりましょう!