Categoryサウナコラム
サウナで水風呂からあがるとめまいをおこす?その原因と対策を伝授
サウナでしっかり汗をかいたあとは、すぐに水風呂にドボンっと行きたいですよね。でも水分もとらず、我慢しすぎてサウナ室にながくはいってたりしていると、めまいや貧血をおこしたりします。本記事では、めまいをおこす原因とその対策を伝授します。
この記事に登場する専門家
サウナでめまいを起こす原因と予防
https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A/サウナで、汗を流し、冷たい水風呂で体をひやして、出たあとの気持ちよさはたまらないものがあります。
でも、サウナに入り、水風呂からでたあと、めまいやたちくらみの経験はありませんか?
この記事では、サウナでのめまいの原因と対策を紹介し、効果的なサウナの入り方を伝授
します。
まず、めまいの原因や症状や対策をまとめたものが以下の表になります。
めまいの原因 | 脱水・急激な温度変化・血圧の変動・長時間のサウナの利用 |
めまいの症状 | ふらつき感・目の目が暗くなる・吐き気・冷や汗 |
めまいの対策 | 十分な水分補給・サウナの利用時間を適切に調整する・体調不良にときはサウナを控える |
サウナに入ると、サウナの温熱効果の影響で血管が拡張し、血圧がさがります。
また、サウナから水風呂に移ると冷たさと水圧により血管が縮み、水風呂から上がると血
管が広がり、血圧が下がることで、脳の血流が減少します。
また、水分補給を十分にしなかったり、長時間のサウナ利用などで、身体がついていかな
いときなどいくつかの原因がかさなって、めまいをおこしやすくなります。
特に、急な血圧の減少はめまいをおこす大きな要因です。
めまいをおこすと、吐き気や寒気、眼の前がふらついたりします。
サウナでおこるめまいの対処法
サウナにはいっているときや水風呂からでて、めまいやふらつきを感じたら、手すりなどな
どにつかまり、ゆっくり立ち上がってください。
サウナで、めまいやふらつきをおこさないよするためにも、十分な水分補給をとること。
サウナの利用時間は、ご自身の体調にあわせて、サウナを利用してください。
体調不良のときは、サウナの利用をひかえたほうがいいでしょう。
「ととのう」と「めまい」の違い
https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A/サウナで「ととのう」とは?
「ととのう」とは、サウナ~水風呂~外気浴(休息)の3ステップを1セット〜3セットほど
繰り返したあと得られる身体がふわっと軽く、頭がかるくなったような感じがえられる
状態のことをいいます。
瞑想効果や心身のバランスの調整、雑念がなくなり思考がクリアになったり、アイデアが
生まれるなどに効果があるされています。
「めまい」とは
サウナでめまいをおこす原因は、次のようなことが考えれます。
・急激な温度の変化に身体がついていかないとき
・サウナから水風呂に移動するとき
水圧によって血管が縮み、水風呂からでると血管が広がり血圧がさがることで、脳にいきわたる血液の量がすくなくなったり、サウナ室で座ったり、横になった状態から急にたちあがったりすると、めまいがおきたりします。
サウナの正しい入り方
https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A/まず、水分補給をおこなう
服を脱いで、浴室にはいるまえに水分補給をしてくだい。
その理由は、サウナでいい汗をかいてほしいから。1度でサウナは大量の汗をかくため、
事前に水分きちんととっておけば、脱水を防げることももちろん、身体に水分をためておくこともできます。
そのため、サウナで最初から気持ちの良い汗をかくことができ、身体の老廃物を身体外に
だしやすくなります。
まず、体をきれいに洗う
サウナに入る前に、頭と身体をきれいに洗っておくこと。
他のお客様へのエチケットであり、きれいな身体のほうがしっかり汗をかくことができます。
身体をきれいにすることは、サウナにはいるマナーです。
サウナに入る前に、湯船につかろう
身体を清めたあとは、湯船に浸かり身体をあたためるといいでしょう。
サウナに入る前に、湯船にはいると身体の血流がよくなるため、温もったあとにサウナにはいるとより汗をかきやすくなります。
サウナに入り汗をかく
サウナでは、大量の汗をかくことができます。入る時間は、3分から10分ぐらいがベストです。
けっして身体に負荷をかけるような入りかたはやめて下さい。
その日の体調にあわせてはいってください。
水風呂の正しい入りかた
https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A/サウナから出たら、汗を流す
サウナからでたら、温めのシャワーか冷水でかいた汗をながしましょう。
サウナにはいるときと同様、マナーですし、火照った身体を少し冷ます効果があります。
水風呂に入り、1分から2分つかる
サウナから出たあとに入る水風呂が、サウナの醍醐味といってもいいでしょう。
水風呂にはいるときは、いきなりつかるのでなく、足からゆっくりはいり、身体を水風呂にならしていきましょう。
急につかったりすると心臓に負担がかかります。
水に身体をならしながら、1分〜2分くらい浸かるのがベストです。
水風呂の健康への効果
https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A/自律神経のバランスを整える
最近、疲れがとれない、なんとなく調子がわるいと感じるのは、自律神経が乱れている可能性があります。
自律神経のうち、交感神経は身体をあたためることで、不交感神経は身体を冷やすことで活発になります。
サウナのあとの水風呂は、2つの神経のバランスを保つ効果があるとされています。
血流の伸縮をうながす
サウナに入ることで、血管が膨張して血圧が下がります。水風呂にはいると血管が伸縮し血圧が上がります。
これを繰り返すことで、血圧が正常に近づくといわれています。
つまり、温冷の刺激をくり返すことで、全身に血液がながれやすくなるためです。
血流を改善する
サウナと水風呂、外気浴の温冷刺激を繰り返すことで、全身の血流の流れがよくなります。
血流の流れがよくなると、肝臓や腎臓におくられる血液の量が多くなることで、老廃物の排
出が促進され、身体の末端まで酸素や栄養素が運ばれるようになります。
疲労回復や冷え性の予防や改善に効果があるとされています。
多幸感を感じる
サウナ、水風呂、外気浴をくり返すことによって、体温の上昇によるリラックス効果がえら
れるため、ストレスの軽減や心身の疲れに効果があります。
血流が改善し、脳や体内に血流がまわるため、新陳代謝を促します。
そのため、体内の老廃物が排出されます。
また、サウナに入ることは、日常からはなれ精神的な気分転換にもなります。
このように、いくつかの要因が作用し、サウナのあとの爽快感や多幸感に繋がります。
「低血圧」の人はサウナの利用に注意が必要
https://pixabay.com/ja/images/search/%E3%82%B5%E3%82%A6%E3%83%8A/まず、医師に相談する
サウナは、血圧を下げる効果があるため、低血圧の症状が悪化する場合があります。
低血圧の症状があるひとは、血圧が低下すると、めまいやふらつきをおこしやすくなるため、サウナを利用するかどうかは、一度医師にご相談することをおすすめします。
負荷大きいサウナは避ける
サウナには100度をこえる高温のサウナがあります。
水風呂では、10℃以下の冷たいものなど、身体に負荷が大きくかかる施設があります。
身体に負荷がおおきくかかるものは基本さけたほうが無難です。
・サウナなら、70℃〜80℃くらいの低温のサウナに入る。
・水風呂はあえて入らず、温めのシャワーで汗をながすくらいに留める。
上記2つのことを意識してみてください。
短時間で行う
サウナ室にはいっている時間は、通常は5分〜10分くらいがおおいと思いますが、身体がし
んどければ、2分〜3分で、サウナ室をでてもさしつかえないとおもいます。
水分補給をしっかり行う
血圧が低い場合、水分補給を十分に行いましょう。
血圧の低下を和らげ、血圧を一定に保つ助けになります。
逆に、水分の量が少ないと血液の量が少なく濃くなるため、血圧が高くなる傾向にあります。
水風呂は控え、徐々に冷たいシャワーを浴びる
低血圧の傾向にある人はサウナからでたあと、いきなり水風呂に入るのは避けたほうが無難です。
心臓から遠い足元からシャワーをかけ流しが急激な血圧低下に有効です。
めまいや耳鳴りがしたら、すぐサウナ室をでる
サウナ使用中にめまいや耳鳴りがしたら、すぐサウナ室をでましょう。
体調が落ち着くまで、サウナや水風呂に入るのは控えてください。