Categoryサウナコラム
サウナ1セットだけで得られる健康効果!その利用方法と注意点を紹介!
昨今のサウナブームにより、サウナへ通う人が増えております。継続して通うことで心身共に良い効果を実感している人も多くいます。しかし、セット数を多くこなすより1セットだけ行い効果が得たい人もいると思います。1セットだけで得られる効果について紹介していきます。
この記事に登場する専門家
サウナは1セットでも効果があるのか?その理由を紹介!
サウナに行ったことない人でも、サウナ=「ととのう」という言葉を1度は耳にしたことがある人も多いと思います。
昨今のサウナブームの火付け役として、2019年にテレビ東京で放送された「サ道」がヒットした影響が大きな要因として挙げられています。
サウナへ通うにあたり気になるポイントとして、一般的にサウナは3セットが基本と言われていますが、必ず3セットしなければいけないというルールはありません。
1セットだけ行いスッキリして効果を得たいという人も少なからずいらっしゃるかと思われます。
そもそも、1セットだけでも効果を実感出来るのか?
サウナ1セットでの効果について紹介します。
サウナの基本的な効果
https://www.bcnretail.com/market/detail/20220302_268145.htmlこちらは、サウナの基本的な効果について、2022年にauコマース&ライフが全国20~60代の「サウナー」男女600名対象に実施した「サウナ利用に関する意識調査」によるものです。
8割超の方が、サウナ利用後にリラックスできる(ととのう)という結果が出ておりますね。
サウナに入ることによる基本的な効果は、身体的な部分と精神的な部分の両方に良い影響を与えるものであるとされています。
サウナの室内の温度は、一般的には80~100℃の範囲内です。
サウナは気持ちよく入ることが大前提でありますので、自分を大きく見せたりするなどの見栄を張る必要は一切ありません。
サウナは短時間で汗を意識的に出せるという空間です。
汗の出るスピードや量など個人差はありますが、夏の暑い時期や梅雨時の不快な汗とは異なり、真冬の寒い時期でも運動せずとも気持ち良い汗をかくことが出来ます。
サウナ1セットの基本的な流れと定義
サウナ1セットの基本的な流れは、サウナ→水風呂→休憩という形です。
サウナに入る前に、注意しなければいけない点があります。
- 頭含め体を必ず洗い、サウナ入る前に体を拭く
- サウナに入る前に必ず水分補給をする
- 食後すぐにサウナに入らず、数時間空ける
サウナに入ることで得られる効果を高めるために、体の安全に関わってくるので必ず守りましょう。
サウナで汗を多くかいた後は、水風呂へ入ります。
水風呂へ入る前に全身の汗を必ず流すかけ湯をしてから、水風呂へ入ることを忘れないようにします。
サウナ1セットだけで得られる効果
サウナ1セットすると、どのような効果があるのでしょうか?
サウナ1セットだけで得られる効果について、紹介します。
即効性のある効果
サウナに入ると血流が良くなり、発汗することで体内の老廃物が排出されていき、新陳代謝が促進されます。
サウナ1セットで出る汗の量は、300~400mlと言われています。
運動せずに短時間でこの汗の量を出せることは無いので、とても即効性があり効果的です。
短時間で得られる健康効果
過剰なストレスや生活習慣の乱れ、ホルモンバランスの変化などで起こる自律神経の不調に対して、サウナ1セットだけでも効果が得られます。
サウナに入り水風呂から休憩の1セットを行うことで自律神経の「交感神経」と「副交感神経」をバランス良く整え、自律神経の不調を和らげていく効果があります。
THE PROLABO SAUNAのコラム「サウナの健康効果は本当?医学的観点からの徹底解説」の東フィンランド大学の研究者によると、
サウナを定期的に利用することで、身体機能を司る自律神経を整える効果や、ホルモンの分泌によってストレスや痛みを和らげる効果が期待できる
https://magmasauna.jp/column/effect/medical/その他にも血圧の低下、ストレスの軽減、血流促進により悪玉コレステロールが血管に沈着するのを防ぐ効果
https://magmasauna.jp/column/effect/medical/と報告されています。
メンタル面にとても良い影響が出るということですね。
サウナ1セットの効果を最大限に引き出すポイント
サウナ1セットの効果を最大限に引き出すポイントとして、7つのポイントをレーダーチャートとして挙げました。
全て重要なので、全ての項目で10段階の中で10としております。
下記にて詳細を紹介していきます。
効果的なサウナの入り方
サウナの効果的な入り方として、サウナに入る前は体を洗い湯船に浸かって体を温めていきます。
サウナに入る前に入浴して体を温めることにより、汗が出やすい状態にします。
水分補給は、入浴前か入浴後にしっかり取りましょう。
湯船から出た後は、体の水分を拭きとりサウナへ入ります。
サウナに入る目安としては、6~12分ですが、自分で〇分入ると決めた時間を守らなければいけないわけではなく、その日の体調に合わせて判断が必要になってきます。
初心者の方など慣れていない人は、5分程度を目安に徐々に慣らして入ると良いでしょう。
サウナ室での座る場所ですが、上段に座るほど温度が高くなるため、慣れていない方や高温が苦手な方は下段に座ると良いでしょう。
下段と上段の2段の場合、下段と上段は「10度」の温度差があると言われており、
下段・中段・上段と3段ある場合、下段と上段は「20度」の温度差があるということになります。
水風呂の適切な水温と時間
水風呂の標準的な温度として、痛みを感じないギリギリの温度が16~17度と言われています。
サウナでしっかり体が温まることにより、水風呂が心地よく感じられるため、水風呂の効果が得られます。
水風呂に入っている適切な時間は、2~3分です。
3分を超えると体が冷えすぎてしまうため、3分は超えないようにしましょう。
水風呂が苦手な人や初心者は、30秒~1分でも十分な効果が得られます。
足先からゆっくり体を下して水温に慣れていくように入りましょう。
休憩の場所と時間
水風呂から上がった後は、休憩が欠かせないので休憩することが重要です。
休憩する場所ですが、外気浴のスペースがあるときは、外気浴で椅子に座ったりリクライニング機能付きのチェアの場合だと寝そべりながら休憩をします。
外気浴のスペースが無い時は、浴室内にある椅子に座って休憩する形でも問題ありません。
休憩する時間ですが、5~10分は休憩をしましょう。
もう少し休憩が必要な場合は、+5~10分休憩した方が良いですね。
サウナに入って上昇した体温は、水風呂に入ったのみでは通常に戻りません。
深部温度と表面温度を均一の状態にするためには、休憩はマストです。
サウナのセット数が増えることによる注意点とリスク
セット数を増やすと危険?
サウナ1セットだけの効果以上に効果を得たいということで、セット数を増やすことも考えられますが、セット数を増やすことによる危険な点もあります。
サウナに入ると体内から疲労物質が排出されるというメリットがある一方、入りすぎると必要以上に体へ負荷がかかり逆に疲労してしまうデメリットとなる可能性もあるので注意が必要です。
サウナ室の高温により髪の毛を痛めてしまうリスクがあるため、セット数が増えれば増えるほど髪のダメージは大きくなるので、サウナハットを被り髪の毛を守りましょう。
サウナハット代わりにタオルを頭に巻いている人もいますが、タオルは熱伝導率が高いため、断熱効果としては十分とは言えません。
健康状態に応じた注意点
心臓に疾患のある人や高血圧の人は、医師の指示を受け、回数を制限したり利用を控える必要があります。
発汗することで、血管内は脱水状態に陥るため、血栓が出来て血管が詰まることにより、セット数が増えると脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上がります。
飲酒後のサウナは、飲酒により普段より脱水症状を起こしやすくなるためサウナの利用は止める必要があります。
体調が優れない時や、睡眠不足の時はサウナの利用は控えましょう。
無理にサウナに入って汗をかいたり体温を上げると、脱水状態やめまい立ち眩みなどのリスクが高くなるためです。
これらの注意点を考慮しながら、サウナの効果を最大限に得るためにサウナを楽しんでいきましょう。