Categoryサウナコラム
結果発表!サウナと岩盤浴どっちが痩せるのか?!消費カロリーから
サウナダイエットや岩盤浴ダイエットという言葉を聞いたことがあるでしょう。大量の汗が出るから、かなり痩せられそうな気がしますよね…ダイエット効果を期待している人のために、サウナと岩盤浴のどっちがより痩せれるのか⁈を発表したいと思います。正しい入浴方法もご紹介!
この記事に登場する専門家
痩せるのが目的ならサウナと岩盤浴のどっちがいい?
こんにちは!サ活Journey運営事務局です。
発汗を促してデトックス効果を得るサウナと岩盤浴。痩せることを目的にするなら、どっちが効果的なのでしょう…
そもそも
・サウナや岩盤浴で本当に痩せることはできるの?
・実質、出た汗の分しか痩せてないんじゃないの?
と言う疑問を持っている人も多いはず。
いきなりネタバレしちゃいますと、サウナも岩盤浴もすぐには結果は出ないけど、痩せる体を作ることは可能です!
ただ痩せるにはちょっとしたコツが必要なので、この記事で解説しましょう!
汗は大量に出るけど、本当に痩せるかなぁ??
サウナと岩盤浴どっちが痩せる?特徴で比較
「サウナ」と「岩盤浴」は、どちらも発汗を促す温浴手段。体が整うので人気ですよね~
いま一度、「サウナ」と「岩盤浴」の違いを見てみましょう。
サウナ | 岩盤浴 | |
温度 | ・乾式サウナ:80~110度 ・湿式サウナ:40~50度 表面から体を温める | 45度から50度 内側から体を温める |
入り方 | 6~12分 | 15~30分 |
出る汗の質 | 開いた皮脂腺からサラサラした汗がでる | 毛穴にある汚れも一緒に出るのでドロドロした汗がでる |
効果 | ・自立神経を整える ・ストレス発散 ・疲労回復 ・睡眠改善 ・ダイエット | ・血行促進 ・冷え性改善 ・デトックス ・ダイエット |
疲れ度合 | 強 | 中 |
サウナと岩盤浴の違い
サウナは、高い室温で肌の表面を温めて大量の汗を出します。それに対して岩盤浴は、低めの温度でじんわりと内側から体を温めます。
すでにお気づきかと思いますが、体力に自信が無い人は無理せずゆっくりと体を温める岩盤浴がおすすめです。運動した方が体がすっきするタイプの人はサウナがいいでしょう。
サウナは初心者だと、息苦しいと感じるかもしれません。高温低湿のドライサウナでは、80~110度に設定されているので空気が膨張するからです。
対する岩盤浴は、50度くらいの設定なので初心者でもあまり苦しさを感じません。
広い空間で寝転がれるのも岩盤浴のメリット。
岩盤浴には女性が多いので、男の筆者は少し緊張します(笑)
岩盤浴に行くと、たまにカップルで来てたりするよね。
隣になると、何となく気まずい・・・
サウナ・岩盤浴で得られる効果
一言で言うと、サウナにはリフレッシュ効果、岩盤浴はリラックス効果があります。
これはメンタル面の話。身体に及ぼす効果も、サウナと岩盤浴では違ってくるんですね。
サウナ
サウナは高温で発汗を促すので、毛穴が開きやすいです。開いた毛穴から汗と一緒に汚れを排出できます。
汚れが混じった汗はドロドロ。毛穴の中の雑菌が取り除けるので美肌効果が期待できます。
サウナ室と水風呂を行き来することで交感神経を刺激。その後外気を浴びると副交感神経を刺激できるので、自律神経を鍛えるのに効果的です。
脳の疲労解消や睡眠の質を上げることに繋がりますよ。
・美肌効果
・ニキビ予防
・ストレス解消
・睡眠改善
岩盤浴
岩盤浴は、サウナよりも温度が低いので「じっくり温める」という言い方がピッタリ。
岩盤浴では真皮層にある皮脂腺からサラサラした汗が出ます。サウナの汗よりも濃度が薄いです。
汗と一緒に毒素や老廃物が出ることで新陳代謝が起こます。
体の中から温まるので、胃腸や内臓系が弱い人は岩盤浴がいいでしょう。生理痛や月経前症候群(PMS)にも効果を発揮します。
サウナと比べると、じんわりと汗をかく感じです。
・美肌効果
・冷え性改善
・免疫力が高まる
・新陳代謝の活性化
サウナと岩盤浴どっちが痩せる?消費カロリーを比較
入浴によって消費される、カロリーの観点からの痩せ効果を見てみたいと思います。
消費カロリー | |
サウナ | 30分入って約80キロカロリー |
岩盤浴 | 30分入って約80キロカロリー |
実は、サウナも岩盤浴も消費されるカロリーはほぼ同じという結果です(サウナ10分×3セットの30分での数字)。
ただサウナの場合は、水風呂にも入るのでその際の体温維持のために、プラスアルファのエネルギーを消費します。それが約20キロカロリー。それほど大きな数字ではありませんね。
逆に長く入れるのは岩盤浴の方。そう考えるとやはり、サウナも岩盤浴も消費エネルギーに大きな差はありません。
この80キロカロリーとは、どんな運動と同じ消費量なのでしょう?簡単な例を挙げると、20分間ウォーキングしたのと同じくらいです。
歩いて20分の距離なら車に乗ろう…と考える人もわりといますよね。それが、サウナなら座ってるだけ。岩盤浴なら寝てるだけです。
そう思うと、なかなかいいダイエット法と言えそうですよ。
けっこう汗が出るのに、たったの80キロカロリーなのね・・・
私はもっと消費できてるかと思った。
結果発表!サウナと岩盤浴で本当に痩せられるのはどっち!?
サウナも岩盤浴も、消費されるカロリーはほぼ同じということがわかりました。
数字でも分かるとおり、どちらも急速にガッツリ痩せられるわけではありません。しかし、サウナと岩盤浴で、痩せやすい体を作ることはできます。体質を改善できるのです。
そのためには継続が大事。継続しやすい方が自分にとって正解の方法なのです。
・両方入ってみて、どっちが自分に合ってるか?
・長く続けられるのはどっちか?
で選んでください。継続は力なりです!
サウナと岩盤浴で痩せるためのヒートショックプロテインについて
ヒートショックプロテインという言葉を聞いたことはありますか?痩せやすい体になるために重要な体内の物質です。
ヒートショックプロテインが増えることで代謝がアップ。筋肉も増えるから、脂肪燃焼に効果があります。
それがサウナや岩盤浴で作られるんですよ!ストレスや過労などで傷ついたタンパク質も修復してくれる物質です。
熱による刺激(深部の体温が38度を超えた時)でヒートショックプロテインが活性化。ダイエット効果だけでなく、体の不調の改善も期待できます。
定期的にサウナや岩盤浴を利用して、ヒートショックプロテインを増やしましょう!
体温を上げるって大事なことなんだね!
痩せるサウナの入り方
サウナに入ったら確かに一瞬体重は減るけど、ビールを飲んだらチャラ!
そういう人は、痩せるサウナの入り方をしていないんですよ。
筆者が実践している痩せるサウナの入り方を説明しましょう。
サウナに入る前
サウナに入る2時間前までに、食事を済ませることをおすすめします。胃に消化するものが無い方が、脂肪を燃焼することにエネルギーを使えるからです。
メニューも油っぽいものは避け、水分やビタミンがたっぷりあるサラダなどがおすすめ。ただし、空腹すぎると、気分が悪くなる場合もあるので注意が必要。
軽めの適度な食事を、早めに済ませることでダイエットを後押しできます。
軽い運動
軽くストレッチをして体を温めてから入ると、サウナの高温に体が対応して良い汗が出ます。シャワーを浴びてから入るのでもOK。
軽く運動することで、息苦しさも感じにくくなるでしょう。
サウナに入る前は水分補給も大事。水や無糖の飲み物がいいですね。カフェインを含む飲み物やアルコールには利尿作用があり、脱水症状の危険性があるので、NGです。
酔っぱらってサウナに入ると、血圧が下がりすぎて危険なんだってね。
たくさん汗を出す
ダイエットにおけるサウナの一番の目的は、汗をかくことです。老廃物や体の毒素を出しきることで血行が良くなり、栄養と酸素が体の隅々まで行き届きます。
その結果として、脂肪の燃焼がアップするのです。
汗をかくためには、無理のない程度に長く入る必要があります。そのためにはやや低めの温度のサウナがいいですね。3段の席があるなら、一番下をおすすめします。
温冷交代浴
ダイエット効果を高めるためのサウナの入り方があります。温める→冷やす→温めるを交互に繰り返す温冷交代浴です。
温度の差を感じることで、血管に拡張と収縮が起こりポンプ機能が活性化します。内臓が活発に動き、代謝がよくなり、むくみも取れてダイエット効果が上がるのです。
落汗減量浴
もう一つダイエットに効果があるのが、落汗減量浴です。
①湯船で体を温める
②高温サウナ(90℃~100℃くらい)に10~15分入って汗をかく
③ぬるめのシャワーで汗を流し10分ほど外気浴
④サウナに戻って8分入り5分出る、5分入り3分出ると徐々に時間を短くする
⑤これを3~4回繰り返す
⑥水分補給して休憩
たくさんの汗をかくことが目的で、水風呂には入りません。代謝を上げるための方法です。
僕、水風呂に入るのが楽しみなんだけどな・・・
水分補給には炭酸水
水分補給は大事です。何を飲むかは好みもあるでしょうが、筆者のおススメは炭酸水。
実は水よりも炭酸水の方が胃腸の吸収が早く、水分補給には効果的なんです。サウナ後は胃腸の働きが活発で、甘いジュースなども吸収しやすくなっています。気を付けてくださいね。
痩せる岩盤浴の入り方
サウナも岩盤浴も、体についた脂肪を取るのではなく、代謝の良い体、脂肪が燃焼しやすいサイクルを作るダイエット法です。
岩盤浴でのダイエット効果を高める入り方を解説しましょう。
岩盤浴に入る前
サウナと同じく、入浴2時間前までには食事を済ませましょう。
本来は胃に集まるはずの血液が、体が温まることで分散してしまうんですよ。結果、消化機能の低下→気分が悪くなる…という図式が起こります。
また、入る前に体を温めることも大事。冷え切った体で岩盤浴に入っても、なかなか汗が出ません。
代謝が起こりやすい体に持って行くために、軽いストレッチやシャワーを浴びてから岩盤浴をしましょう。
事前の水分摂取もお忘れなく!
最初はうつ伏せで
岩盤浴は、館内着を着て入ります。その際下着はつけません。女性の場合は、ブラジャーの金具が熱くなる可能性があるので注意が必要。
もし下着をつけたい場合は、金属を使っていないものを選んでください。
岩盤にタオルを敷いて、最初はうつ伏せで寝ころがります。時間にして10分~15分ほど。
これは臓器を温めるためです。深部の臓器から温めることで体全体が早く温かくなります。
岩盤浴にも正式な順番があったのね・・・
次は仰向けで
うつ伏せで体全体が温まったら、次は仰向けになってお尻や背中を温めます。普段の生活では、なかなか温まりにくい箇所なので、岩盤の温かさが気持ち良く感じると思います。
その頃には、いい汗が出はじめ、皮脂腺からは毒素や老廃物が排出され始めます。
うつ伏せも、10分~15分ほどがベストタイムです。
休憩
体全体が温まったら。10分~20分の休憩を入れます。この時に失われた水分を補給しましょう。
上記を2~3セット
上の流れを2~3セット行うことで、代謝のアップが期待できます。感覚としては「いい汗をかいたな…」と感じるくらい。
ダイエットを焦るあまり、無理をするのはNGです。汗を排出することでビタミンやミネラルも失っています。負荷のかけすぎは良くありません。
岩盤浴でかいた汗は、サラッとしています。汗の中に皮脂が含まれているので、実は肌の潤いを保つのにいいんですよ。
タオルで拭くだけでも全然OKです。
岩盤浴で出た汗は天然の化粧水のようなもの、とか聞いたけど‥本当かしら?
サウナと岩盤浴でダイエットする際の注意点
依存症に注意
サウナでは交感神経が活性化してアドレナリンが分泌します。
アドレナリンの原材料はドーパミン。毎日サウナに入ることでドーパミンが過剰に作られると、ドーパミンの効きが悪くなり、結果、サウナに入らないとイライラしてしまうという依存症が起きる場合があります。
依存症になっては、ダイエットどころではなくなりますよ…仕事に対する意欲が薄れる可能性もありえます。
日本サウナ・スパ協会が推奨するサウナの回数は週2回です。その程度をおすすめします。
体調が悪いときは入らない
初心者の場合、たとえ短時間でもサウナや岩盤浴に入ると気持ち悪くなることがあります。そんな時は無理は禁物。
ダイエットより健康です!
サウナ室での筋トレはNG
たまにサウナ室で筋トレをしている人がいますが、危険なのでやめてください。
高温の室内で動くのは心臓に負担がかかり過ぎます。汗をかきすぎて脱水になる危険性もありますよ。
熱い中での運動は、ホットヨガくらいまでだよね。
入った後の食事にも注意
ダイエットを考えるなら、サウナや岩盤浴の後の食事も重要です。汗で流れ出た水分やミネラルの補給がポイント。
ビタミンが豊富な飲み物や果物の摂取がおすすめですね。血糖値が下がっていることも考えられるので、タンパク質以外に糖質も適度に摂りましょう。
栄養バランスの良い食事を軽めに食べるのが◎です。
本気で痩せたいなら、他のダイエット法も一緒に!
サウナや岩盤浴は痩せやすい体づくりの一環にはなりますが、即効性があるダイエット法ではありません。
継続的に入浴することで代謝が上がり、痩せやすい体に体質を変えるダイエット法です。過度に期待するのではなく、食事法や運動など、他のダイエットと併せて取り入れるといいですね。
サウナや岩盤浴は、リフレッシュ効果やリラックス効果が期待できます。ダイエット中の楽しみにするといいのではないでしょうか。