Categoryヘルスケア
冷えによる腹痛がきになる冬!冷えの原因とすぐに治す方法を徹底解説
女性は男性に比べて冷えやすい生きもの。冬になるとその辛さはさらに増しますよね。そこで今回は冷えによる腹痛のメカニズムとすぐにでも改善できる方法を紹介していきます!日頃の習慣を変えると冷え性やそこから起こる腹痛も改善できるのでぜひチェックしてみてくださいね!
なぜ起こる?冷えによる腹痛の原因
腹痛や下痢などの症状は寒さが厳しい冬に限らず、エアコンをつけっぱなしにしがちな夏にも起こります。その原因の多くは冷えによるもの。なんで冷えるとお腹にくるのか不思議ですよね。正しいメカニズムを理解すると日頃の行動も改善しやすくなるのでぜひチェックしてみてください。
下痢・吐き気の原因①:ホルモンバランスの乱れ
女性にはエストロゲンとプロゲステロンという2種類のホルモンがあり、どちらも大事な機能を持っていて適切な量が分泌されています。冷えが身体に影響すると卵巣に負担がかかったり、機能が低下するせいで二つの分泌バランスが崩れてしまい下痢や吐き気を起こしてしまうのです。そこで終わればまだ良いのですが、ホルモンバランスが乱れるとPMSや無月経など様々な病気の原因にも繋がります。
下痢・吐き気の原因②:防衛本能
冷えで急激な腹痛に襲われるもう一つの原因は身体が守ろうとしてくれているサインです!冷えは死にも関わる大敵!軽く捉えていても身体の中では一大事件です!大腸を一生懸命動かして温めようとするので吸収されずに急いで出てきた水分が下痢や吐き気となって外に排出されます。冷えでグルグルとお腹が鳴っているのは大腸が猛スピードで加熱している証拠です!
冷えで起こる体内のメカニズムを知って「なるほど、頑張っているんだね!」と終りたいところですが、外出中や会議中など腹痛の症状が出るのはさすがにキツいですよね。次は「やばい、冷えた。」と思った時にすぐできる改善策を紹介します!少しでも早く身体を温める手伝いをして症状を抑えてくださいね。
【すぐにできる冷えによる腹痛改善策①】カイロ
一番即効性がある治す方法は、お腹を温めることができるカイロです。緊急事態でパニックに陥った大腸を鎮めることができますよ!外側から「温まってきたから大丈夫だよ」という事を早く伝えてあげる為にもホッカイロがベストです。最近ではお腹や腰用にあまり温度が上がり過ぎない商品もあるので長い時間貼れないという方にもお勧めです。
【すぐにできる冷えによる腹痛改善策②】温かい飲み物
吐き気が無くて動いても大丈夫な方は温かい飲み物を飲んで治す方法も勧めです!身体全体をじっくりと温めてくれるし、冷えによるストレスも緩和できます。ホットミルクや生姜ティー・白湯など身体にあったものを選んでください。
温かい飲み物を飲むことはおすすめですが、コーヒーや緑茶は逆に体温を下げてしまうので避けた方が良いです。
【すぐにできる冷えによる腹痛改善策③】ツボ押し
突然の腹痛を治す方法としてツボ押しもおすすめです。道具無しでも手軽にできるので覚えておくと便利ですよ!
冷えによる腹痛に効くツボ:下痢点
名前の通り下痢に効き即効性もあります。ここを押すと交感神経が活発になり、副交感神経の働きが弱くなります。中指・薬指の骨の合流地点を強めに押しもみすると腸の異常な動きを抑えることができます。吐き気もあって動けない方はぜひこの方法を試してみてください。
冷えによる腹痛に効くツボ:合谷
合谷は人差し指と親指の間にある柔らかい所にあります。グルグルと円を描くように押し揉んでください。合谷は万能のツボとも言われていて頭痛や歯の痛みなどを治す方法のツボでもあるのです!人がいる場所でも手軽にできるのでおすすめです!場所はそんなに神経質になる必要もないので気持ちいいなと思う程度で合谷辺りをマッサージしてみてください。
冷えによる腹痛に効くツボ:商陽
商陽は大腸経の井穴であり自律神経の乱れを整えてくれます。場所は人差し指の爪の根本。親指側の角から少し離れた場所に位置しています。ギュっギュっと押し揉むような感じで刺激してください。
【すぐにできる冷えによる不調改善策④】防寒
とにかく薄着はやめて暖かい服装にチェンジしてください!靴下など締め付けがキツすぎるアイテムはNGですが、首元なども全て暖かくすることは効果的です。毛布を頭から被る方法もアリですよ!矯正下着も締め付けがキツイのでできれば体調が戻るまでは止めておいた方がいいです。
【すぐにできる冷えによる不調改善策⑤】深呼吸
自律神経の乱れで吐き気が起きた時は慌てずにゆっくりと深呼吸をしてみてください。心と体をリラックスさせることも寒さによる不調を手っ取り早く治す方法です。起き上がることもキツイ場合は右半身を下にした姿勢のままゆっくりと呼吸を続けてください。
【冷えからくる腹痛の予防策①】生姜
昔から言われているので知っているかと思いますが、やはり生姜は冷え対策には有効です。生姜に含まれているジンゲロンという辛み成分が血行を促して、代謝を高めてくれます。ここで一つ注意するべきポイントは、生の生姜を使わない事です!多くの人が勘違いをしていますが乾燥生姜でしか冷え性改善にはなりません!乾燥生姜はレンジでも作ることができるのでやってみてください!
最近では「生姜ココア」なども人気となり市販でも売っています。生姜が苦手な人や乾燥生姜を作るのが面倒な方はこちらを試してみてはいかがでしょうか。テレビでも取り上げられた生姜ココアは美容やダイエットにも役立ちます!冷えを予防・改善しながら美味しく綺麗になれる最高ですよね!
【冷えからくる腹痛の予防策②】お風呂
時間が無いのでシャワーで済ませてしまう人も多いと思いますが、ぜひ湯船に浸かってください!シャワーで済ませてしますと交感神経が優位になるので冷えやすくなってしまいます。でも何時間も浸かるほど余裕が無いという方には「333入浴法」がおすすめです!3分おきに出たり入ったりするだけ!実質浸かっている時間は9分、トータルで見ても18分しかかかっていません!出ている間の3分間は頭を洗ったり身体を洗ったりするので時間も無駄にしませんよ!冷えを治す方法としての効果は抜群なのでぜひ!
「お湯をためる時間も待てない!」というせっかちさんにはバスボウルに少し熱めのお湯をはって足湯をするだけでも良いと思います。髪や身体を洗っている間温めておくだけでも全然違いますよ!
【冷えからくる腹痛の予防策③】エクササイズ
B-lifeのまりこさんが教えてくれる「自律神経を整えるヨガ」です。ヨガはゆったりとした動きなので運動が苦手な方でも無理なく続けることができます。冷えによる腹痛や吐き気の原因ともなる自律神経の乱れは日頃の軽い運動で予防する事ができます。先生の優しい声のおかげでさらにリラックスできるのでぜひ挑戦してみてください。
次は夜寝る前におすすめのヨガです。身体の内側からポカポカしてきて安眠効果も生まれます!冷え性改善にも良いので、冷えやすい方や目覚めが悪い方はこのヨガがおすすめです!冷えてしまった時に治す方法を試すのも良いですが、日頃から身体の調子を整えるヨガやストレッチを取り入れると不調に悩まされなくなりますよ。
【冷えからくる腹痛の予防策④】冷たい飲み物は避ける
氷入りの飲み物は美味しいですが、身体の体温を下げてしまう原因となるので避けてください。内臓が冷えてしまうと内臓機能の低下に繋がります。機能が下がると下痢が起こりやすくなったり生理痛が悪化することもあるので気を付けるようにしましょう。
まとめ
冷えによる腹痛や吐き気の原因・改善策について紹介してきましたが、役に立ちましたか?毎年寒い季節は来るものだから出来れば悩みは消えて欲しいですよね!日頃の予防ももちろんですが、もし急に冷えてしまった場合はぜひこの記事を思い出して実践してみてくださいね。