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土屋嘉男の現在！妻や子供は？画像は？地震？太宰治？家族？
黒澤明監督の作品で名を馳せた俳優・土屋嘉男さん。現在は、妻や子供と暮しているのでしょうか？また、壮絶な経験とはどんなものだったのでしょう。今回は『七人の侍』などの名作で知られる土屋嘉男さんの、現在の妻や子供、壮絶な経験についてみていきましょう。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男とは？
【土屋嘉男(つちや よしお)】［俳優］［生年月日 1927年5月18日］［身長 173㎝］［出身地 山梨県］戦国時代、甲斐・武田家に仕えた譜代家老・土屋昌続（昌次）の子孫といわれている土屋嘉男さん。1950年に俳優座養成所の2期生として入り、1952年に映画デビューを果たしました。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男が『七人の侍』に出演したいきさつは？
1950年、映画『七人の侍』のオーデションが行われ、黒澤明監督が俳優座を訪れていましたが、土屋嘉男さんは『七人の侍』のオーデションに参加しなかったにもかかわらずトイレで偶然に黒澤明監督に会い、その存在に着目されたそうです。そのことかきっかけで、養成所の卒業式に黒澤明監督から呼ばれてテストを受けた土屋嘉男さんは、『七人の侍』の利吉役に起用されることとなりました。
こうして、『七人の侍』のキャストに抜擢された土屋嘉男さんでしたが、『七人の侍』がクランクインに入ろうとしていた矢先に、土屋嘉男さんが勝手に山登りに行こうとしたことから黒澤明監督の目が届くようにと、監督の家に寝泊りすることになったようです。また、『七人の侍』の撮影中には火の粉を吸い込んでしまい肺に火傷を負ってしまうなどのトラブルもありましたが、無事に『七人の侍』は撮影を終えることができました。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男の妻や家族は？
土屋嘉男さんは、２度結婚されたようです。はじめの結婚で家族になった方は、宝塚歌劇団に所属されていた近衛真理さんという方です。残念ながら、掲載することができる近衛真理さんの画像が無かったので、小さいですが近衛真理さんが写っていると思われるInstagramを載せました。とても綺麗な女性に見受けられますね。
その後、土屋嘉男さんは家族であった近衛真理さんと離婚され、一般の女性と再婚されて新たに家族になる方を迎えいれています。土屋嘉男さんが再婚して家族になった方は「みどりさん」というお名前は明らかになっていますが、それ以上の詳しい情報は得られませんでした。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男の子供は？
土屋嘉男さんには娘さんが2人いるようです。１人目は1度目の結婚のお相手である近衛真理さんとの間に授かった娘さんで、2人目は、2度目の結婚のお相手である、みどりさんの連れ子であるようです。そして、どちらの娘さんかはわかりませんが、すでに結婚されていて、子供さんがいるということなので、土屋嘉男さんにはお孫さんがいるということになりますね。
娘さんが嫁がれた後は、みどりさんと２人暮らしの家族であったと思われます。2017年に死去された土屋嘉男さんですが、家族のみどりさんに最期を看取られて安らかに天に召されたことが伺えますね。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男の死因は？
土屋嘉男さんは、2017年2月8日に死去されました。死因は肺がんで、年齢は89歳であったようです。土屋嘉男さんの葬儀は静かに行われ、喪主は妻のみどりさんが務めたということです。そして、土屋嘉男さんが死去されたことは亡くなった7カ月後の2017年9月に公表されました。
土屋嘉男さんの死去や闘病については報道されることは無く、静かに葬儀も行われたということですが、これも最期は静かに行いたいという家族の意向であったのかもしれませんね。葬儀や告別式は近親者で行われたようですが、葬儀の後日、おわかれ会が行われたということです。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男は太宰治から俳優を勧められた？
俳優座養成所の2期生として入所し、俳優を志した土屋嘉男さんですが、はじめはバイオリニストを目指していたということで、俳優を目指したきっかけは、太宰治氏に勧められたためと語っています。太宰治氏といえば、『走れメロス』『津軽』『お伽草紙』『人間失格』』などを世に出した有名な小説家ですが、土屋嘉男さんとも繋がりがあったようですね。土屋嘉男さんと太宰治氏は年齢こそ18歳差という間柄でしたが親しくしていた一人であったようです。
太宰治さんは、39歳という若さで亡くなられていますが、太宰治さんが入水した現場にかけつけた土屋嘉男さんは、太宰治さんに対して「全く太宰治はばかだ」とつぶやいたそうです。土屋嘉男さんは誰よりも太宰治氏の死を悲しんだ人物であったのでしょうね。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男は釣り好き？
土屋嘉男さんは、2002年に『魚はゆらゆらと空を見る－釣りバカ放浪記』を出版されています。『魚はゆらゆらと空を見る－釣りバカ放浪記』は釣りに関するのエッセイ集で、土屋嘉男さんは、「そこに魚がいる限りどこへでも釣りに行く」というくらいの釣り好きで、監督と俳優という垣根を越えた付き合いがあった黒澤明監督ともよく釣りに出かけていたようです。
『魚はゆらゆらと空を見る－釣りバカ放浪記』には太宰治氏のつぶやきも掲載されていて、土屋嘉男さんが出演されていた釣り番組『ビッグフィッシング』でのやらせ無しの苦労話も掲載されているようです。『魚はゆらゆらと空を見る－釣りバカ放浪記』は、釣り好きの人もそうでない人も楽しめるといわれているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男は東南海地震を経験していた！
土屋嘉男さんは、東南海地震を経験されているようです。東南海地震とは、紀伊半島沖から遠州灘にかけての海域で周期的に発生するとされている海溝型地震で規模は毎回M8クラスに達する巨大地震です。東南海地震は、約100年から200年周期の発生と考えられていますが、土屋嘉男さんが東南海地震を経験したのは17歳のときであったようです。
当時17歳であった土屋嘉男さんは、当時、山梨県立日川中に在学していて、愛知県半田の軍用機工場へ学徒動員されていたそうです。そこで、工場を抜け出して映画館に向かっていたときに東南海地震に襲われたといいます。
【現在や画像は？妻や子供は？】土屋嘉男が経験した東南海地震の様子は？
東南海地震が発生した日の1時36分、まずは津波のような音がして、ほこりに包まれたという土屋嘉男さん。地震が発生したときは、爆音を耳にして何かなんだかわからず、一瞬のことで「これは何だ？」と思っている矢先に足元をすくわれて、ひっくり返り、立ちあがろうしとしても立ち上がれない状態だったといいます。
土屋嘉男さんは、暴風と激しいほこりの中、なんとか逃げようとしましたが足元もおぼつかずにまっすぐ歩けなかったといいます。転びながらもなんとか四つ角に逃げた土屋嘉男さんは、知らない人と手をとりながら頭を中にして地震がさるのを待っていたそうです。
当時の記憶は、いつまでも鮮明に覚えていたという土屋嘉男さん。地割れも経験し、まっすぐであるはずの線路も激しく曲がっていたといいます。地震の最中にも当時は、米軍の爆撃も繰り返されていたといい、まさに地獄を味わった情況であったそうです。
土屋嘉男さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます
2017年、89歳でなくなられた土屋嘉男さん。昭和のスクリーンには数々の名作に華を添えてきた俳優でありました。また、東南海地震などの辛い経験をされ、後の人々に、世界平和の大切さや地震の恐ろしさを改めて語りついでくださいました。土屋嘉男さんのご冥福を心からお祈り申し上げます。