【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質制限をするとダイエットは成功する?
流行中の糖質制限ダイエット
糖質は人間の身体の中になくてはならないものですが、最近ではそんな糖質を摂らないことで体重を減らす糖質制限ダイエットというものがいつからか流行をみせています。
ダイエット成功の理由は?
糖質を減らすことにより、糖質を食べた時だけ出てくるインスリンを抑えることができ、身体に脂肪を蓄えるのを防ぐことができます。
さらに、炭水化物などといった糖質摂取を減らすことで体に取り入れる主な栄養素は脂肪やたんぱく質といったものになるので、食事をした後も血糖値は上昇しなくなります。
その結果、一定のエネルギーが消費されるので、寝ている間に痩せていきダイエット成功につながるということになります。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質の多い食事をやめる
糖質制限は、目安としては1日の糖質摂取量を約50g以下にすることを目的とし、毎日の食事の中での糖質を減らすことで、減量や体質改善を目指します。
糖質制限で一番大切なことは当然糖質が多く含まれているものを食べないようにすることです。
炭水化物であるご飯やパン、ラーメンといったものはもちろん、バナナやブドウといった果物にも糖質が多く含まれているので注意です。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 たんぱく質をしっかり摂る
糖質制限を成功させるためには、たんぱく質をしっかりと摂ることが重要なポイントとなってきます。
糖質を制限することで、体は筋肉を分解して糖質をつくりだそうとします。これによって筋肉量が落ちてしまうと、基礎代謝を低くしてしまう原因となります。
筋肉量が落ち、基礎代謝が下がってしまうことで、1日にその人が消費できるカロリーの量が減り太りやすくなる上に、痩せにくい体へと変化してしまいます。
効率よくダイエットを成功させるためにも、たんぱく質の摂取は欠かせないものとなります。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 1日3食食べること
ダイエット成功するためにはしっかり食事を
ダイエットをしているときに1日3食も食べてしまうと効果が出ないからと、食事を抜いてしまうのはよくありません。
食事を抜いてしまったり、効果が出ないからと食事の量を一気に減らしてしまうと、糖質だけでなく他の必要な栄養分までが不足してしまうことになります。
糖質制限をしているときは、糖質を多く含む食べ物を避けるようにし、しっかりと栄養を考えながら3食食べることが大切です。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 1日の糖質の摂取量
一日の摂取目安量となるのは、【体重(kg)×1g以内】という計算で調べることができます。
体重が50kgの人であれば、1日50gが摂取しても良いとされる糖質量となります。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質制限でダイエット効果が出るのはいつから?
効果はいつから?どれくらいの日数?
糖質ダイエットを始めると、体の中の水分や糖が一気に減るため、効果が出る出ないの個人差は当然ありますが、いつから効果が現われるのかというと、多いのは最初の1週間ほどの日数を過ぎると効果が出始めてきます。
体内の糖エネルギーが不足してしまうと、筋肉を分解してアミノ酸に変えて脳に送り、不足を補っています。その時に水分を使用することによって勝手に体重が落ちていきます。なので実際には体脂肪が減ったというわけではありません。
日数ではなく無理なく続けることが大事
また、なかなか効果が出ないしいつから体重が減り始めるのか…と不安になるかもしれませんが、ダイエット効果が出ないことや日数を気にせずに、無理な糖質制限にならないように心がけて、根気よく続けることが成功の秘訣となっています。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質制限をしたときの危険性って?
糖質制限をすることによって、体の三大バランスと言われている"たんぱく質・脂質・糖質(炭水化物)"のバランスがうまく保てなくなり、いつからか自分の気づかないうちに体の機能が低下しさまざまな病気にかかってしまう原因となります。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質制限は健康に被害をもたらす?
いつから効果が?糖質制限ダイエットは効果が出ない?
糖質を制限するダイエットと、脂肪を制限するダイエットをしてどちらがより成功するのか、研究が行われ米国医師会誌上で発表されています。
対象となったのは18~50歳の男女ボランティア609人で、BMI(ボディマス指数:体重と身長から算出される肥満度を表す指数)28~40とかなり肥満の人ばかりです。年齢や性別のほかメタボに関係する遺伝子なども調べた上で、それらに偏りが生じないよう、公平かつ無作為に2つのグループに分かれてもらいました。その一方には低糖質ダイエットを、他方には低脂肪ダイエットを1年間、続けてもらったのです。
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22802.html低糖質ダイエットは、歴史が古いだけに、世界中でたくさんの学術調査がなされているのですが、それらの効果と問題点を広範に検証したという研究があります【注2】。492編におよぶ学術論文を精査し、信頼性が高く、かつ1年以上の追跡を行ったものだけを厳選して、総合判定を下したというものです。
結論は、低糖質ダイエットを1年以上続けると、死亡率が30パーセントも高くなるというものでした。死亡原因は心臓病、腎臓病、がんなどさまざまです。
また別の調査から、低糖質ダイエットを1年以上続けた場合、1日当たりの糖質の摂取量を20グラム減らし、たんぱく質を5グラム増やすごとに、心臓病の発生率が5パーセントずつ増える事実も判明しています。ちなみに糖質20グラムとは、普通サイズの茶碗に4割ほど盛ったご飯に相当します。
http://biz-journal.jp/2018/03/post_22802.html【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質制限をしたら肌がかさかさになるって本当?
極端な糖質制限は肌にも影響が
ダイエットの効果が出ないからと極端な糖質制限をしてしまうと、体に必要な栄養素をバランスをうまく吸収することが難しくなり、その結果いつからか気づかないうちに肌がかさかさになったり、ハリがなくなったりしてしまいます。
肌がかさかさになってしまう原因としては、偏った食事による脂質の摂取不足です。
脂質が不足すると腸の働きが悪くなり、便秘を引き起こしてしまうことによって肌荒れにつながってしまいます。
ダイエットの効果がなかなか出ないときに脂質を控えてしまいがちですが、適度に油分をとってあげないと肌には悪影響となり、肌が老化、老けて見えてしまう原因となります。
【糖質制限はどれくらいの日数で効果が?危険性は?】 糖質制限で気を付けなければならないこと
いきなりの糖質制限は危険
糖質制限を始めるからといきなり糖質の制限を厳しくするという人もいらっしゃると思います。
今まで普段の食事で糖質を気にせずに摂っていたのに、いきなりまったく糖質を摂らない食事をしてしまうと、体がうまく対応できずに体調を壊してしまう原因となります。
カロリーは制限しすぎないこと
糖質制限ダイエットを成功させるために食事のカロリーまで制限してしまうと、体力の低下が見られたりと体に異常が起きてしまう場合があります。
糖質制限をするときは、ご飯やパン、麺類など糖質の多いものだけを控えるようにし、不足しがちなたんぱく質といった成分もしっかりと摂るようにすることが大切です。
無理をせずに続けることが大事
糖質制限をしてストレスが溜まってしまったり、体調が悪くなってしまうと意味がありません。
自分に合ったやり方で無理をせずに続けていくことが大事です!