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【必見】知らなかった?はちみつは保存次第では○○年腐らない理由!!
はちみつは腐らない食べ物だってご存知ですか?保存方法さえ間違わなければ、3000年置いていても腐らないという研究結果もあるんですよ。ここでははちみつが腐らない秘密とはちみつの正しい保存方法をご紹介します。素晴らしい食材であるはちみつを美味しく食べましょう。
はちみつは唯一腐らない食品?
はちみつが「唯一腐らない食品」と呼ばれているのをご存知でしょうか?市販されているはちみつの容器を見ると、そこには賞味期限が記載されています。しかしその期限はあくまでも風味を美味しく味わえる期間のことで、その期限を過ぎると腐るというわけではないのです。
以前、考古学者のT.M.デービスという博士が、古代エジプトの噴墓から約3300年前のはちみつ瓶を発見しました。その蜂蜜を調査したところ、なんとその品質にはほとんど変化が見られなかったと発表したのです。3000年以上も経っているのにそのままの状態を保っていたなんて驚きですよね。どうしてはちみつは他の食品のように腐ったりしないのでしょうか…。
はちみつが腐らない理由 その①
はちみつが3000年経っても腐らない理由の一つは、はちみつは生物が育つには水分が無さ過ぎてとても育ちにくい環境なのです。ウォーター・アクティビティーという食物の中の水分を測る値があります。カラカラの状態が0で純粋な水が1という値になりますが、はちみつは約0.5~0.6なのです。一見カラカラに見えるサラミでさえ約0.87なので、はちみつはサラミよりも水分が無いのです。
食物が腐るというのは、カビやバクテリアが繁殖した状態のことをいいます。カビやバクテリアはウォーター・アクティビティーが最低0.75ないと育たないのです。そのため水分がほとんど無いはちみつにカビやバクテリアの菌が入っても繁殖できないのです。しかし瓶のふたをしっかりしていないとはちみつが空気中の水分を吸収して、ウォーター・アクティビティーが0.75を超えてしまうと菌が育ってしまいます。
はちみつが腐らない理由 その②
はちみつが唯一腐らない食品だといわれている理由は、「酸度が高すぎる」という点です。酸度やアルカリ度を示すphの数値は0~14で、中性は真ん中の7あたりですが、はちみつは3.4~6.1、平均すると3.9という値になります。なんとグレープフルーツジュースと同じくらいの酸度なんですよ。この数値は菌が育つには酸度が高すぎるのです。
はちみつが腐らない理由 その➂
はちみつが唯一腐らない食品といわれている理由は、「消毒液の成分が含まれている」からです。ハイドロジェン・ペロキサイドという水(H₂O) の分子にもう一つ酸素の分子(H₂O₂)でオキシドールなどの消毒液の成分なのです。殺菌効果があることで知られています。これは蜂たちのお腹の中の酵素によって、花の蜜が分解されるときにできるのです。
この分子がはちみつに含まれているので、カビやバクテリアといった菌を殺菌してしまうのです。だから3000年以上もぬか氏のはちみつが腐らなかったのです。殺菌効果があるから、火傷や傷口にはちみつを塗ると化膿することなく傷の治りが早くなるのです。
はちみつの正しい保存方法は?
はちみつは基本的に腐らない食品です。そのため常温保存がよいとされています。冷蔵庫に入れてしまうと、白く結晶化してしまうのであまりお勧めはできません。正しい保存方法としては、直射日光の当たらない涼しい場所での保存をおすすめします。はちみつは吸湿しやすい食品ですので、流し台の下などでの保存は避けましょう。食器棚や戸棚といったできるだけ湿気のない場所での保存を心がけましょう。
また、舐めたり、他のものをすくったりした汚れたスプーンなどは使用したりせず、はちみつを取り出すときはきれいなものを使用するようにしましょう。汚れたものを使用してしまうとそれが原因でカビが生える場合があります。注意してください。また、はちみつはプラスチック容器で売られているものがありますが、プラスチック容器で長く保存してしまうとプラスチック臭が移ってしまうことがあります。
そのため、プラスチック容器に入っているはちみつは小瓶に分けて保存すると良いでしょう。はちみつの一般的な賞味期限は2~3年程度です。しっかりと保存されていれば腐ることはありませんが、はちみつは2~3年で風味が失われてしまいます。風味を気にしなければ何年でも使うことができるので料理などに使う場合は良いかもしれません。
はちみつは保存次第では3000年腐らない理由 まとめ
はちみつは食品の中でも珍しい、めったに腐らない食品です。保存方法さえ間違わなければいつまでも使い続けることができます。2~3年経つとはちみつ独特の風味は失われてしまいますが、それでも美味しく食べることができます。吸湿しやすい食品なので、湿気に気を付けて保存し、いつまでも美味しいはちみつを食べましょう。