栗本慎一郎の現在・近況まとめ！妻は？脳梗塞の書籍が評判！

メディアに出ている人々を「芸能人」と呼ぶことがありますが、その芸能人のほとんどはタレントや役者ばかり。でもメディアを作っているのはそんな芸能人と呼ばれる人のみではありません。先生や学生なども出演することがありますし、アスリート・アーティストも出演することがあります。

その中でも専門性の高い職業の人が出ることもあります。例えば法律番組などでは、弁護士や検察官が出ることがありますよね。学術的や学問の番組、ニュースなどでは「研究者」がでることも多いのです。そんな研究者も常連とも言われる研究者がおり、テレビに頻繁に出ていて、芸能人と立ち位置があまり変わらない研究者もいるのです。

そのひとりでもあるのが「栗本慎一郎」です。懐かしいと思う人も多いのではないでしょうか。または、全く栗本慎一郎を知らないという人もいると思います。今回は栗本慎一郎がどのような人物なのか、現在どうしているかなど様々な情報をご紹介します！

名前：栗本慎一郎　生年月日：1941年11月23日　職業：日本の経済人類学研究者、法社会学研究者、評論家など　出身：東京都　出身校：慶應義塾大学経済学部

日本を代表する研究者のひとりでもある「栗本慎一郎」は、かなりの経歴の持ち主です。東京で生まれ育ち、元最高裁判事の栗本一夫のもと厳しく育てられました。東京都立戸山高校を卒業し、慶應義塾大学経済学部に進学。慶應義塾大学経済学部を卒業した後、慶應義塾大学大学院経済学科研究科博士課程を中途退学しています。様々な大学で講師や教授を務めた後に、衆議院議員として政治にも関与します。

研究者として広く栗本慎一郎の存在が世間に知れ渡ったのは、1977年3月号に発行された雑誌「現代思想」で論壇デビューを果たしたことからでした。「新人類」という言葉を作り出したり、新しいことに挑戦してきた栗本慎一郎。一気に世間の注目を集め、ディベート術を流布するためにメディア出演を頻繁にしていました。その後も積極的にメディア出演をし、自身の社会学や思想を世間に伝えていきました。

当時は様々な番組で栗本慎一郎を見かけたという人が多いと思います。研究者はあまりメディアに出るということがありませんが、栗本慎一郎は積極的にメディア出演をしていたということで、どのようなことをしている人かあまり知らないという人でも、栗本慎一郎の名前を聞いたことがあるという人は多かったみたいです。

メディアに出演で栗本慎一郎の存在を認知していっているなかで、栗本慎一郎は様々な書籍も出版していました。その書籍のほとんどが、かなり興味深い内容で、社会学や経済学を中心としたものが多かったのです。

日本でディベートの大切さを伝えたのも栗本慎一郎と言っても過言ではありません。現代ではそれこそディベートは当たり前のように行われ、バラエティ番組でもディベートベースの番組を見かけることがあります。この起源というのが栗本慎一郎なのです！

当たり前のようにメディア出演をしていた栗本慎一郎ですが、あまりメディアに出ていない時期がありました。実はその期間、栗本慎一郎は大病を患っていたのです。

その大病というのが「脳梗塞」です。日本でもあまり珍しい病気ではなく、芸能人でも脳梗塞で倒れてしまった人は複数人います。栗本慎一郎も脳梗塞になってしまったのです。ある日、目を覚まし、起きたときに身体の半分がいきなり動かなくなったことに気がついた栗本慎一郎。その現象も少し経てば治まり、栗本慎一郎は日課の散歩に出かけますが、体調が悪くなり、タクシーを捕まえて病院に。タクシーに乗った時には、すでにろれつが回らず、目的地を運転手に告げられないという状態だったのです。そして後に病院で「脳梗塞」であると診断を受けたのでした。

当時の脳梗塞のことについて栗本慎一郎はメディアでも発表しています。どのような状況だったのか、どうして脳梗塞になってしまったのか詳しく説明している動画はこちらなので、是非チェックしてみてください。

栗本慎一郎が脳梗塞になってから、支えてきたのは「栗本慎一郎の妻」なのです。妻の存在なしには、栗本慎一郎は脳梗塞を乗り越えることができなかったといいます。リハビリを続けている上で、栗本慎一郎は左手を動かそうとしたら、右手が動くことに気がつきました。脳梗塞のリハビリをより改善するために、栗本慎一郎はひとつの箱を用意しました。その箱の真ん中に鏡をおき、右側に右手をおき、鏡に反射した手を見ながら右手を動かし、同時に妻が左手を動かすというリハビリ方法をしたのです。このリハビリは「ミラーボックス」というもので、脳に鏡に映った右手が左手のように錯覚させるリハビリ方法です。妻のサポートと共に、栗本慎一郎はリハビリもあり次第に回復を見瀬、「脳梗塞から奇跡の復活」を遂げたのでした。

当時の妻とのリハビリ方法や脳梗塞から復活までの経緯を書籍化し、世の中に自分の症状を発表したのでした。妻の献身的なサポートや、リハビリ方法から見せた回復の経緯が細かく書籍に記されています。

その書籍が大評判となり、栗本慎一郎は再度時の人に。脳梗塞になるほとんどの患者が後遺症を残したままになってしまうケースが多いのですが、現在栗本慎一郎は運転までもできるほどの回復を見せています。栗本慎一郎の回復から、リハビリ方法や妻の存在に注目が置かれ、書籍が大人気となったのです！

栗本慎一郎の脳梗塞の経緯をいち早くメディアに伝えたのがタモリの番組。タモリは以前から栗本慎一郎に注目を置いていて、栗本慎一郎の復活を知ってから、すぐにタモリのバラエティ番組に招待したのでした。それから、栗本慎一郎とタモリはセットで検索されることが多く、現在も栗本慎一郎とタモリは深い繋がりを持っているみたいです。タモリを筆頭に、様々なメディア番組や芸能人が栗本慎一郎の存在に注目し、栗本慎一郎のリハビリ方法を紹介してほしいという人が増えたのです。そういう意味でも、芸能界の道に栗本慎一郎を引き戻した存在のひとりでもあるのが、タモリなのです。

復活後も様々なメディアに出演し、以前の栗本慎一郎の元気さをどんどん取り戻していきました。現在も脳梗塞の後遺症はほとんどなく、日本を代表する研究者として多くの人に知られています。

日本でも有名な研究者のひとりである栗本慎一郎。様々な困難を乗り越えてきた栗本慎一郎だからこそ、多くの知識を持っていて、それを後世の人々に伝えているのです。

近年では現代事情についてディベートしたり、いち早く様々な情報に目をつけ、世の中を見ている存在でもあります。以前に比べてメディア出演は減りましたが、これからも研究者として日本の中心人物的存在であることは変わりません。

いかがでしたでしょうか。脳梗塞になっても諦めず、自分の人生を取り戻した栗本慎一郎の姿に、勇気を貰った人は多いのではないでしょうか。これからも栗本慎一郎の活躍に期待しましょう！