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吉井怜さんは急性脊髄白血病だった?闘病の末に選んだ決断とは?
白血病発症から奇跡の復帰、そして俳優の山崎樹範さんと結婚したことで話題になった吉井怜さんをご存知でしょうか。吉井怜さんが発症した急性骨髄性白血病とはどのような病気なのでしょうか。急性骨髄性白血病発症後から現在までの経緯をご紹介します。
【吉井怜と白血病】吉井怜さんのプロフィール
ドラマやバラエティ番組などに出演しているタレントの吉井怜さんは、白血病から芸能活動を果たした元アイドルとして話題となりました。また、2016年には俳優の山崎樹範さんと結婚したことで注目されました。吉井怜さんのプロフィールから現在の活動までご紹介します。
特撮番組「仮面天使ロゼッタ」のヒロイン出演でブレイク
吉井怜さんは1982年3月18日(38歳)に東京都内で生まれました。父親の仕事の都合で一時期北海道で過ごした後、東京に戻り東京都立永福高等学校(現・東京都立杉並総合高等学校)を卒業しました。14歳の時情報番組「IT'sアクセス」で芸能界デビュー、2年後に出演したテレビ東京の特撮番組「仮面天使ロゼッタ」のヒロインに抜擢、ブレイクのきっかけになりました。現在はブログで近況報告をする以外にも、インスタグラムで画像を多くアップしています。
【吉井怜と白血病】吉井怜さん白血病発症から現在までの経緯
ここからは、吉井怜さんが白血病を発症してから復帰するまでの経緯をご紹介します。
【吉井怜と白血病】吉井怜さん白血病発症は高校卒業後
吉井怜さんが白血病を発症したのは、高校卒業後の2008年の時でした。奄美大島でのグラビアカレンダーの撮影中、「急性骨髄性白血病」を発症しました。高熱が出た吉井怜さんは、単なる風邪だと思ったそうです。診察の結果は白血病で、結果は吉井怜さんには報告せず、両親のみ告げられました。
【吉井怜と白血病】吉井怜さん白血病発症で2年間の闘病生活
吉井怜さんはその後、入院を余儀なくされました。入院してから1カ月後、吉井怜さんは「急性骨髄性白血病」に発症したことを告げられます。入院生活では抗がん剤治療を余儀なくされ、無菌室での入院生活では髪が抜け落ち、爪も黒くなるなど10代の少女には過酷な生活でした。
抗がん剤の副作用によって、日に日に自分の容姿が変わっていってしまったことや芸能活動を続けられなくなったことなどから、吉井怜さんはストレスの影響で母親に当ってしまうなどつらい入院生活を送りました。主治医からは、抗がん剤治療を続けるか骨髄移植をするかどちらかの選択を提示され、母親と白血球型が一致したため骨髄移植を選択しました。
<弱い私に、あなたの力をください。愛してるよ…ずっと、ずっと愛してる>
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20130307-OYTEW53972/吉井怜さんは移植手術を受ける前、まだ見ぬ自分の子供に向けてメッセージを書き記しました。骨髄移植は長期入院が必要で、芸能活動再開がさらに伸びる可能性がありました。しかし、抗がん剤治療は再発の危険性が高く、どちらをとっても命の危険がありました。吉井怜さんは「生きていれば、きっと何かができる」と手術を決意、抗がん剤の副作用による激しいおう吐や皮膚の炎症などにも耐え抜きました。
【吉井怜と白血病】吉井怜さん白血病の闘病生活から復帰
2001年9月に吉井怜さんは退院しました。翌年の2002春には芸能界に復帰しました。芸能界復帰とともに発売されたのが、芸能界デビューから闘病生活を記した「神様、何するの」です。
吉井怜さんの闘病手記「「神様、何するの」」は、2003年12月5日フジテレビ「金曜エンタテイメント」枠でテレビドラマ化されました。主演は女優の宮地真緒さんでした。当初は吉井怜さん本人に出てほしいとドラマスタッフは吉井怜さんに交渉しましたが、拒否をされてしまいます。過酷な闘病生活を思い出すことになるため、出演拒否をしたと言われています。
【吉井怜と白血病】吉井怜さんが発症した「急性骨髄性白血病」とは
吉井怜さんが発症した「急性骨髄性白血病」とは、どのような病気なのでしょうか。「国立がん研究センター」のホームページを元に簡単ではありますがご紹介します。
「国立がん研究センター」によると急性骨髄性白血病とは、血液細胞で遺伝子異常が起こり、がん化した細胞(白血病細胞)が無制限に増殖することで発症します。症状の進行が速いため、急に症状が出現することがある病気としても医師の間では有名です。主な症状には、息切れや動機、倦怠感、発熱、赤い天井の出血斑、お腹の張り、頭痛、関節痛などが挙げられます。急性前骨髄球性白血病になる原因は、まだ解明されておらず、発病する確率も10万人に2~3人という低い確率です。
急性骨髄性白血病の治療方法
急性前骨髄球性白血病は、抗がん剤治療と移植手術などの治療があります。医師との相談によって治療方法は決まります。抗がん剤治療は、維持療法とも言われ白血病の進行具合を見ながら行う治療方法です。再発のリスクも高く副作用も強いため、過酷な治療と言えます。移植手術は、白血球が同じ型の骨髄を移植する方法です。長期入院が必要となりますが、再発のリスクが少ない治療方法です。しかし、白血球が同じタイプではないと手術ができいのが欠点です。
急性骨髄性白血病の再発の可能性
治療方法でもご紹介しましたが、急性前骨髄球性白血病は再発や転移の可能性も否定できません。しかし、再発した場合でも化学療法などの治療方法があるため、悲観することはありません。
急性骨髄性白血病になったら子供は産める?
急性前骨髄球性白血病を発症すると、妊娠できなくなり子供ができないと言われています。抗がん剤治療や骨髄移植ともに閉経(生理が終わってしまうこと)する可能性があるため、そのように言われています。必ずしも閉経するわけではないので、子供を産むことも望めます。医師に相談して不妊治療などに専念する方法もあります。
【吉井怜と白血病】吉井怜さん白血病発症後に結婚!
吉井怜さんは2016年11月11日、俳優の山崎樹範さんと結婚しました。ドラマや映画などで共演したことがきっかけでした、2人の結婚はブログで発表されました。山崎樹範さんのプロフィールや2人が結婚する馴れ初めなどをご紹介します。
【吉井怜と白血病】吉井怜さんと山崎樹範の馴れ初めは?
山崎樹範さんは1974年2月26日(44歳)に梅島(足立区)で生まれました。獨協大学に進学、同大学の演劇研究会を経て現在も所属する劇団カムカムミニキーナに入団します。その後はなかなか芽が出ませんでしたが、20代後半から徐々に仕事をもらえるようになります。その後、出演した「踊る!さんま御殿!!」ではさんま自身から「まさか売れるとは思わなかった」と言われてました。
2人の初めて共演したのは、2005年のドラマ「着信アリ」でした。その後、2015年のドラマ「100の資格を持つ女~ふたりのバツイチ殺人捜査」で再び共演、交際に発展しました。1年後の2016年11月11日「ポッキーの日」に山崎樹範さんから「結婚しちゃう?」とプロポーズしました。2人はそれぞれのブログで結婚を報告、ブログをみた両ファンからは、祝福のメッセージが多く寄せられました。
【吉井怜と白血病】吉井怜さん白血病発症しても子供はいるの?
吉井怜さんと山崎樹範さんが結婚して2年が経ちますが、まだ子供の情報はブログなどでも報告していません。急性骨髄性白血病を発症すると、子供が望めないと言われていますが、吉井怜さんは不妊治療に専念しているなどのウワサもあります。しかし、そもそも2人が子供を望んでいるのかいないのかの情報がないため、このウワサも信ぴょう性が低いです。
急性骨髄性白血病を発症、完治してから16年が経つ吉井怜さんはドラマやバラエティ番組などに出演する日々を送っています。再発の様子も見受けられないので、完治したといっても良いのではないでしょうか。吉井怜さんが開設するブログやインスタグラムでも元気な姿を見ることができます。気になる人は、ブログやインスタグラムをチェックしましょう。
【吉井怜と白血病】吉井怜さんは白血病と戦ったタレントだった
吉井怜さんの芸能生活は、急性骨髄性白血病という重い病気との闘いであると言えます。特撮番組に出演、一躍ブレイクをしてこれからと言う時に、思い病にかかり闘病生活を余儀なくされてしまいました。つらい副作用さ子供ができない体になるリスクを背負いつつも移植に挑むまでの葛藤は、想像を絶する体験でしょう。
急性骨髄性白血病から立ち直り、再び芸能生活を開始した吉井怜さんはドラマや映画、タレントとして活動をしています。その中で出会った俳優・山崎樹範さんとの結婚は喜ばしいことです。それぞれが発表したブログのコメントからも、喜びが伝わります。
急性骨髄性白血病再発のリスクはまだまだ拭えませんが、それでも前向きに歩く吉井怜さんの姿は、同じく闘病生活を送る人々を勇気づける行動でしょう。吉井怜さんの活躍から目が離せません。