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脱税で逮捕歴のある芸能人10選まとめ
国民の義務である納税を故意に行わない脱税。そんな脱税により逮捕歴、もしくは疑惑のある芸能人や著名人などをまとめてみました。意外な人物も脱税で逮捕をされた過去があることも判明!ここでは、そんな脱税で逮捕歴のある芸能人を10人、一挙ご紹介していきます!
脱税とは?
”脱税”という言葉は誰しもが耳にしたことはあるでしょう。
犯罪の1つであることはわかりますが、そもそも脱税とはどういった犯罪を指すのでしょうか?まずは、「脱税」について簡単にわかりやすく説明をしていきましょう!
脱税って何?
脱税とは、課税をされる要件があるにも関わらず、それを故意に隠すことで納税を免れることです。
通常、お仕事などをすると所得収入を得ます。そして、その所得によっていくらかを税務署に税金として支払う義務が法で定められています。これを「納税」と言います。
そして、この納税をするには「確定申告」という手続きを行います。
最も簡単に脱税をする方法は、この確定申告を行わないことになります。しかし、全く申告をしていないと逆に疑われてしまいますので、得た収入を不正に申告するケースが多く見られます。
例えば、収入を20~30%ほど安く申告をして税金を安くするケース。そして、遺産相続をした際の未申告、株や債券の利益を未申告、資金を受け取った際の申告(贈与)を行わないことなど、様々な状況で収入を確定申告をしていないことが脱税に繋がります。
脱税で逮捕される場合は?
よく脱税で逮捕に至った人、そして逮捕に至らなかった人などがいますよね。
脱税で逮捕になる人は、どういった人なのでしょうか?
まず、脱税と言っても故意ではない課税漏れ、申告漏れの場合は逮捕に至ることはありません。一般人の場合は、申告漏れも多く、この場合は税務署からの指導と追徴課税を支払うことになります。
しかし、中には巨額の脱税額があり、故意に申告をしていない。税務調査が入っても、協力に応じないなど、悪質なケースも見られます。このような場合は、逮捕に至ることもあります。つまり、脱税で逮捕をされると言うことは、かなり悪質なケースのみと言うことになります。
有名人は脱税をしやすい?
テレビでは、有名人による脱税容疑や逮捕と言ったニュースを見ることもありますよね?
”脱税で逮捕”となるまでのケースは、一般的な社会ではあまり見られることではありません。では、有名人は脱税をしやすい状況にあるのでしょうか?
日本のサラリーマンの場合は、通常毎月の給与から控除という形で税金が差し引かれます。そのため、会社で得た収入を脱税するのは難しくなります。しかし、自分で収入などを管理する自営業者は、確定申告はすべて自分で行わなければいけませんので、サラリーマンと比べても脱税がしやすい状況にはあるようです。
そう考えると、自営業者である有名人は、細々とした収入を故意に隠す、という行為に及ぶ人がいるかもしれません。しかし、大抵の有名人はきちんと納税を行っていますし、脱税容疑をかけられたとしても申告漏れなどを認め、追徴課税を支払うなどにより、逮捕を免れているようです。
つまり、脱税で逮捕にまでなった有名人は、かなり悪質な脱税を行ったということになりますね。
え?!あの人も??脱税で逮捕歴のある芸能人10選
それでは、脱税で逮捕歴のある芸能人や脱税容疑をかけられたことのある芸能人をまとめてみました!「あの人もそうだったの!?」というような意外な人物も、過去には脱税で大きな騒動に至っているようですよ!
1:板東英二
元プロ野球選手で現在はタレントの板東英二さん。
そんな板東英二さんは、個人事務所「オフィスメイワーク」(名古屋市)が名古屋国税局の税務調査を受け、約7年間で7500万円もの申告漏れを指摘されていました。
板東英二さんは同事務所の実質的な経営者。そのため、名古屋国税局は坂東さんの主導により、事務所所得を隠したとみていたようです。同事務所はこれにより、申告漏れを認め、ただちに修正申告と追徴課税を支払うことで対応。これにより、板東英二さんは脱税での逮捕にまでは至らなかったようです。
しかし、その手口は架空外注費などを計上し、かなり悪質だったということで、ワイドショーや週刊誌では大きく報道をされます。
この報道により、坂東さんは同事務所を閉鎖。そして記者会見を開き、公私にわたる金銭面の管理を同事務所のスタッフ1人にまかせていたこと、そして過去20年間に及ぶ自身の植毛を経費として落とせると思っていた相違があったことも明らかにしました。カツラは経費として落とせるようですが、植毛は美容整形になるため、経費では落とせないことを知らなかったようです。
坂東さんは一時芸能活動を休止。そして、レギュラー番組はほとんど打ち切り、もしくは降板になりました。現在は芸能活動を再開されていますが、脱税容疑による世間からの目は冷たく、現在も以前のような活躍ぶりは見られません。
2:野村沙知代
サッチーの愛称で親しまれた、故・野村沙知代さん。野村さんは過去に脱税での逮捕経験があります。
2001年12月、約5億7000万円の所得を隠し、法人税と所得税の合計2億1300万円を脱税したとして東京地検特捜部に逮捕をされました。野村さんが社長を務めていた会社「ノムラ」と「D&K」2社での脱税によるもので、多額の架空経費などを行い、虚偽の確定申告を行っていたようです。
さすが野村さん、脱税をする規模がすごすぎます!
2002年に行われた公判では、野村さんはその罪を認めます。そして、野村さん本人には、懲役2年、執行猶予4年、罰金2100万円。野村さんが経営をしていた2社については、罰金3200万円と言う有罪判決が下されました。
この脱税事件で世間を大きく騒がせた野村さんですが、その夫である野村克也さんは事件の責任をとり、当時監督をしていた阪神タイガースの監督を辞任しています。
3:石井ふく子
ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」の名プロデューサーである石井ふく子さん。2019年現在で92歳になられる石井さんですが、実は過去には脱税事件を起こしているんです。
1996年、石井ふく子さんは架空経費を計上したとして、3年間で6億3700万円の所得を隠蔽。そして、約1億5600万円を脱税したとして東京国税局に告発をされ、東京地検特捜部より法人税法違反の罪で起訴をされているんです。
石井さんは、初公判にて起訴事実をすべて認めており、懲役1年6月、執行猶予3年、罰金5000万円の有罪判決を受けています。
さすが名プロデューサー、脱税をする額が圧倒的すぎます!
石井さんはこの時の記者会見にて、「老後が心配だった」とのコメントを残しています。この時石井さんは、71歳。すでに高齢でありますし、当時から数々の大ヒットドラマを担当されていたのですから、かなりの収入があったはずです。それでも老後の資金が心配だったんでしょうね。
ちなみに石井ふく子さんは、生涯独身を貫かれています。
4:石井和義
※写真奥が石井和義さん
極真空手の正道会館館長であり、「K-1」企画・運営会社「ケイ・ワン」の社長であった石井和義さん。この方も、過去に脱税にて逮捕歴があります。
石井さんは、K-1興行で得た法人所得のうち、4年間の間に約9億円の所得を隠し、3億円もの脱税を行っていたことが発覚。そして隠し所得のうちの約4億3000万円は、選手への裏ファイトマネーや高級車の購入、生活費などに流用していたようです。
そして、2002年12月に法人税法違反の容疑で起訴。2003年2月には 証拠隠滅教唆容疑で逮捕をされています。これにより、東京地方裁判所は懲役1年10か月の実刑判決を下しています。石井さんは2007年6月に収監。2008年8月には静岡刑務所を出所。模範囚だったため、刑期が短縮されたようです。
5:プロ野球選手20名超(プロ野球脱税事件)
スポーツ選手の脱税も時折報道されることもありますが、1997年にはプロ野球選手20名超を巻き込む、大きな脱税事件が起こっています。
1997年、プロ野球選手19名、コーチ1名による大規模な脱税事件が発覚。
名古屋市の経営コンサルタントがプロ野球の選手やコーチに、所得税の一部を隠すような指南をしていたことがわかり、名古屋国税局が強制捜査を行いました。
これにより、多くのプロ野球選手やコーチの脱税が発覚。関わった選手やコーチのいた球団は次々に選手名を公表し、修正申告を済ませていたことを発表しました。
この脱税事件に関わっていた主な選手は、ヤクルトスワローズの北川哲也選手、宮本慎也選手、横浜の波留敏夫選手、中日の山田洋選手、鳥越裕介選手、阪神の川尻哲郎選手、オリックスの三輪隆選手、ダイエーの小久保裕紀選手やヒデカズ選手など。
各選手やコーチは、判決公判が開かれ、懲役と執行猶予付き、罰金の判決が下されています。そしてコミッショナー処分としては、最高で8週間の出場停止、400万円の制裁金などを支払うことになりました。
6:桂小軽
落語家の桂小軽(かつらおかる)さん。
かつて桂三枝さん司会の「いたずらカメラだ!大成功」の番組で、ライオンがいる檻の中に何も説明のないまま放り込まれた桂小軽さん。これにより、ライオンに襲われて右わき腹を引っかかれて流血。そして番組のスタッフは助けることもなく、笑って見ていただけということで、所属事務所がテレビ局に抗議をするという騒動となりました。この騒動によって一躍有名になった小軽さんですが、実は脱税事件も起こしていたんです。
2015年11月、桂小軽さんを含む7人は、相続税が免除される社会福祉法人への寄付を装うことで約4億9500万円もの脱税を行っています。これにより、桂小軽さんを含む7人が相続法違反と偽造有印私文書行為の疑いで逮捕をされています。
7:ファン・ビンビン
脱税にて逮捕をされたのは日本の芸能人だけではありません。
映画「X-MEN」などに出演をし、中国一の美人女優と言われているファン・ビンビンさん。
ファン・ビンビンさんは、2018年5月に巨額の脱税疑惑が発覚。これにより、中国税務当局が調査に乗り出します。この騒動が発覚後は、ファン・ビンビンさんが消息不明になっていることも報じられ、中国では大きな騒動となりました。
その後は、追徴課税や罰金などで約146億円もの支払いを命じられていたことが報じられ、ファン・ビンビンさんはこの騒動を謝罪。同年10月には、約4か月ぶりに北京首都国際空港にてその姿を公にあらわしたようです。
中国一の美人女優ともなれば、その脱税額も半端ない巨額ですね!
8:ウェズリー・スナイプス
お次は、ハリウッドを代表する名優の脱税事件!
ヴァンパイアヒーローを描いた大ヒット映画『ブレイド』の主演などで知られている、ウェズリー・スナイプスさん。ハリウッドのスターですので、その収入はケタが違いそうですよね!
そんなウェズリー・スナイプスさんは、2000年に脱税の容疑で警察の調査が入ります。ウェズリーさんは、ビジネス用の土地を購入したとの書類を申請しますが、実際は購入しておらず、その代わりに違う場所に会社を設立していたようです。
そして、この所得税の虚偽申告にて告発をされたウェズリーさんは、公判で長らく争うものの、2010年には脱税の容疑で実刑判決が下されます。その結果、約3年間もの間、刑務所に収監をされていたのです。
9:ジュディ・ガーランド
映画「オズの魔法使い」や「スター誕生」などの名作映画を残し、1940~1950年代のハリウッドを代表する名女優ジュディ・ガーランド。
1939年の映画「オズの魔法使い」では、戦前とは思えないクオリティの高さとあまりにも可愛いすぎるジュディ・ガーランドの姿が強烈でした。
そんなジュディ・ガーランドさんはハリウッドの大スターにのぼりつめますが、晩年は幾度も伴う自殺未遂、借金や薬物中毒、そして神経症などに悩まされ、47歳という短い生涯を閉じています。実はジュディ・ガーランドさんは、生前かなりの浪費家だったようです。
スターになったジュディ・ガーランドさんは、そのハリウッドの環境に耐えられなくなってきたのか、私生活が乱れるようになります。中絶、結婚、離婚を繰り返して乱れる私生活で堕ちてしまったジュディさんは、映画会社に解雇をされてしまいます。そして、財政難に陥り、400万ドルの税金が未払いに。
課税通知を受け取ったジュディさんは、1969年に亡くなるまで米国税務当局(IRS)が彼女の家を取り押さえます。そのため、ジュディさんの晩年は賃貸住宅とホテル暮らしというありさまだったようです。
10:ネイマール
脱税事件は、海外の有名スポーツ選手にも及んでいるようです!
サッカー・ブラジル代表のスーパースター・ネイマール選手。ネイマール選手も過去に脱税疑惑をかけられたことがあります。
ネイマールさんは、2011年から2014年にかけて約22億3500万円の脱税をしたという疑惑をかけられていました。
これにより、ブラジル・サンパウロの裁判所はネイマール選手に対して、「ネイマール選手は所得申告をする責任がある」と述べ、1億8880万レアル(約57億4000万円)の財産凍結を命じたとも伝えられました。脱税が真実か否やとしても、その金額がケタ外れすぎます!さすが、世界的スターのネイマール選手!
しかし、ネイマール選手の脱税疑惑は現在終止符が打たれれつつあるようです。
ブラジル代表FWネイマールは母国での脱税疑惑で無罪を勝ち取ったようだ。スペイン紙『マルカ』が27日に報じている。 同紙によると、ブラジル、サンパウロの裁判所が水曜日に声明を発表。証拠不十分だったと発表し、所得税の脱税があったとするネイマールの容疑が晴れたという。 これについて父であり代理人でもあるネイマール・シニア氏は「裁判所の声明を非常に喜ばしく思う。この件は公式に終わりを迎え、我々の正当性が証明された。4年間、無実の罪で私、私の家族、会社の従業員のすべてがあらゆる面で苦痛を受けてきた。多くの人は疑うだろうが、この国には正義がある。1つ、また1つと私たちを疑うものは私たちの正義の前に屈した。そうして1レアルも脱税をしていないという事実が認められる結果となった」と声明を発表した。
https://www.soccer-king.jp/news/world/southamerica/20170727/618088.html2015年にはブラジル税務当局から、約22億円もの罰金を請求されていたネイマール選手ですが、現在はこの罰金も減額され、税金の未納期間の違反金を加えた額を支払うことでこの問題は治まりそうです。
まとめ
過去に脱税で逮捕をされた、もしくは脱税容疑をかけられたことのある芸能人を10人ご紹介しました。
芸能人は個人事業主であり、多額の収入を得るため、脱税となるとその額は巨額となります。明らかに悪質であるものは逮捕に至っていますし、追徴課税によって逮捕は免れた方もいましたね。それでも、やはり故意に所得を隠し、脱税を行うことは許されぬ行為ですし、犯罪に繋がります。
今回ご紹介した芸能人の方々も、この脱税事件を反省し、2度と同じ過ちを犯さないようにしていただきたいですね!
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