穂積隆信のプロフィール
穂積 隆信(ほづみ・たかのぶ)さんは、静岡県田方郡大仁町出身の1931年7月20日生まれです。
穂積 隆信さんの父は国文学者で、歌人の穂積忠さんです。
穂積 隆信さんの兄は、酒類評論家の穂積忠彦さんです。
穂積隆信さんが29歳の時に、「鈴木」さんという親戚と養子縁組をしているので、本名は鈴木 隆信(すずき・たかのぶ)さんと言います。
その時には、穂積 隆信という名前で芸能活動をしていたので、そのまま穂積隆信で活動を続けています。
1953年に俳優養成所を卒業してから活動を始め、脇役として活動し、40歳を過ぎたころからは声優として映画の吹き替えでも活躍をしました。
穂積隆信の詐欺事件
穂積隆信さんが執筆した「積木くずし」は、累計で300万部以上を売り上げました。
映画やテレビドラマにもなった穂積隆信さんのベストセラー本「積木くずし ―親と子の二百日戦争」は、1982年に桐原書店から発売され印税の収入が3億円を超えたと言われていました。
それに加えて、当時、俳優や教育評論家としての所得は億単位と言われていたのですが、詐欺事件に巻き込まれてしまい家族は崩壊してしまいます。そして、離婚に至る過程ですべてを無くしてしまいました。
それにより、死去の直前には自殺をほのめかすような発言もあったと言われています。
所得税の滞納による延滞金が700万円以上
所得税の滞納による延滞金が700万円以上あり、延滞金は確定申告の還付金で少しずつ支払っているということでした。
年金は資格喪失で0に
「積木くずし」が売れて、俳優だけではなく教育評論家としても全国を飛び回っていた時に、仕事以外のことを任せていた相手が年金を未納して着服していたために年金は資格喪失してしまい年金は0の状態ということでした。
穂積隆信の元妻
穂積 隆信さんの元妻は、美千子さんと言います。
元妻・美千子さんとは、1987年に離婚しています。
原因は「金銭問題」です。
自称会計士に持ち逃げされる
1982年に本「積木くずし」が出版されて5年経ったころに、自称会計士と名乗る男が、元妻・美千子さんに取り入り、穂積家の財産の管理をするようになります。
当時の穂積家の資産はおおよそ3億円だったと言われていますが、そのお金を持って自称会計士は姿を消してしまいます。それにより、穂積隆信さんは、元妻・美千子さんとの離婚を決意したということです。。
晩年は、悲しい最後でした
穂積隆信さんと離婚をした後、元妻・美千子さんは自称会計士の男と駆落ちして、赤坂のクラブ経営を始めます。
クラブの経営はうまくはいかず、晩年の元妻・美千子さんは三畳一間のアパートで暮らし、生活保護で生計を立てていたということです。
一緒に駆落ちした男性は、いなくなっていて、残金2万円の預金通帳と遺書を残して自殺していたということでした。
穂積隆信の嫁
穂積隆信さんのお嫁さんである玲子さんとは、1993年に、再婚しました。
嫁・玲子さんは、2010年に脳梗塞で倒れてからはケアハウスに入居し2017年2月に死去しました。
穂積隆信の娘
穂積 隆信さんの娘・穂積由香里(ほづみ・ゆかり)さんは、1967年12月16日生まれです。
元々腎臓が弱く病弱な体質のためにいじめにあってしまい反動から非行に走ってしまいます。
「積木くずし」がテレビでドラマ化されたり、映画化されていく中で、娘・由香里さんはどんどん非行に走るようになり、学生時代にはシンナーや万引き、覚せい剤取締り違反や毒物取り締まり違反などで逮捕されたりしています。
1987年に穂積 隆信さんと母・美千子さんが離婚します。娘・由香里さんは20歳の時でした。
父・穂積隆信さんが再婚すると、アメリカへ留学し、そこで出会った日本人男性と結婚しますが、離婚してしまいます。
2000年に、娘・由香里さんは腎不全となり入院します。
その時に、母・美千子さんから生体肝移植を受けましたが、2003年8月18日に死去しています。
死去する前には、父・穂積隆信さんと再婚相手の玲子さんと3人で暮らしていたということです。
本「積木くずし最終章」の中では、娘・穂積由香里さんが穂積 隆信さんの子供ではなく、妻・美千子さんと他の男性との間にできた子供だということが書かれています。
積み木崩し
ドラマ『積木くずし-親と子の200日戦争-』は、穂積隆信さんの実体験を基にしたドラマで、穂積隆信さんの娘役は、高部知子さんが演じました。
最終回の視聴率は、45.3%という歴代視聴率No.1のドラマでした。
ドラマ『積木くずし-親と子の200日戦争-』では、穂積隆信さんの1人娘・由香里さんとの壮絶な闘いの日々、不良から更正するまでの血のにじむような努力を書いた実体験をドラマ化した作品で、ドラマの中では由香里さんの名前は香緒里さんという名前になっていました。
極限状態の中でも、最終的に親と子は他人とは違う、血の愛で結ばれている。形は変わっても“親子の情”はいつの時代にも変わらないことを伝えたい。もう一つは、本作は決して“子育てもの”ではないということ。むしろ“親育てもの”といった方がふさわしい。親は常に一貫性を持って、毅然として子供に対するべき。この親子の戦いが如実にそれを物語っている。
http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d1886/声優・穂積隆信
声優・穂積隆信さんとして出演した作品をみてみましょう。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」
映画「バックトゥーザフューチャー」では、クリストファー・ロイドが演じるドクの声優を演じました。
「真夜中のカーボーイ」
映画「真夜中のカーボーイ」では、ダスティン・ホフマンが演じるラッツォの声優を演じました。
「大逆転」
映画「大逆転」では、デンホルム・エリオットが演じる執事・コールマンの声優を演じました。
「サーチ&デストロイ」
映画「サーチ&デストロイ」では、デニス・ホッパーが演じるルーサー・ワクスリング博士の声優を演じました。
「ドラグネット 正義一直線」
映画「ドラグネット 正義一直線」では、クリストファー・プラマーが演じるワーリーの声優を演じました。
穂積隆信の出演作品
穂積隆信さんの出演作品にはどのようなものがあるのでしょうか。
ドラマ「狙われた街」
ドラマ「狙われた街」では、第4分署の吉村刑事を演じました。
ドラマ「飛び出せ青春」
ドラマ「飛び出せ青春」では、教頭先生役で出演しました。
【穂積隆信の死因】胆のうがん
2018年7月28日に、胆のうがんが発見されました。
発見された時には、すでにステージ4にまで悪化していて、自宅近くの大学付属病院に緊急入院しました。
2018年10月19日午前3時32分、姪と最後の付き人、元付き人の3人に看取られながら息を引き取りました。
遺体は献体
遺体は、2年前に申請してあった都内の大学病院に献体されました。
穂積隆信さんの葬儀・告別式は行いませんでした。
穂積隆信の死去報道まとめ
穂積隆信さんは、2018年10月19日午前3時32分に胆のうがんで死去しました。
穂積隆信さんが死去した時には、元妻・美千子さん、娘・由香里さん、嫁・玲子さんもすでに亡くなられていて、姪と最後の付き人、元付き人の3人に看取られながら息を引き取りました。
遺体は、大学病院に献体され、葬儀・告別式は行いませんでした。
穂積隆信さんのご冥福をお祈りします。
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