常田富士男のプロフィール
常田富士男(ときた・ふじお)さんは1937年1月30日、長野県に生まれました。
常田富士男さんは、各地を転々とした後、小学3年生の時から熊本県阿蘇郡南小国町で育ちました。
熊本県立済々黌高校定時制を卒業した後から上京して、劇団民芸の水品演劇研究所に入りました。
受賞も多い
1986年には、「第4回日本アニメ大賞声優部門特別演技賞」を受賞しました。
1995年には、「第30回モービル児童文化賞」を受賞しました。
1977年には保谷市長選挙に無所属で立候補し、落選した経験があります。
歌手『私のビートルズ』
1970年には、歌手としてシングルレコード『私のビートルズ』をリリースしました。
俳優・常田富士男
常田富士男さんは、俳優として、黒沢明監督の映画「夢」、映画「赤ひげ」や今村昌平監督の映画「黒い雨」、映画「うなぎ」、映画「楢山節考」などに出演しました。
常田富士男さんは、ドラマ『バス通り裏』、ドラマ『源義経』、ドラマ『高原へいらっしゃい』にも出演しました。
常田富士男・劇
1969年に米倉斉加年さん達と劇団青年芸術劇場の結成に参加しました。
劇作家・別役実さんの『象』で主演を務めました。
古林逸朗さんの演劇企画集団66に参加して、『堕天使』『赤い鳥の居る風景』『スパイものがたり』などの数多くの別役実さんの作品に出演しました。
常田富士男を追悼する公演は孫の市村みさ希が演出
常田富士男の家族
常田富士男さんの家族はどのような構成なのでしょうか。
常田富士男さんは、一般人の女性と結婚していました。
息子は俳優の倉崎青児さん
長男は、俳優の倉崎青児(くらさき・せいじ)さんです。
1960年2月17日で、2019年で年齢59歳になります。
1988年のドラマ「塀の中の懲りない面々II」や1989年ドラマ「もっとあぶない刑事」 第25話に梶原仁役で出演しました。
1995年1月10日の火曜サスペンス劇場「弁護士・朝日岳之助 (6)」には速水行夫役、1997年7月8日の火曜サスペンス劇場「弁護士・朝日岳之助 (10)」には小原信男役で出演しました。
2001年の月曜ミステリー劇場「弁護士猪狩文助1・時の剣」に永井和己役で出演しました。
孫は女優の市村みさ希さん
長女は、女優の市村みさ希さんのお母さんの市村ちか子さんです。
画像は、小さい時の市村みさ希さんと常田富士男さんです。
市村みさ希さんは、生後間もなく腎臓疾患があることがわかり21年間闘病生活を送ってきました。
2009年6月17日に、お母さんの市村ちか子さんからの腎臓移植手術を経験しているということです。
2012年に祖父・常田富士男さんと長男・倉崎青児さんの企画で、別役実さんの『赤ずきんちゃんと森の狼たちのクリスマス』という芝居をしました。
『赤ずきんちゃんと森の狼たちのクリスマス』は、常田富士男さんが演出して、倉崎青児さんが老狼役、市村みさ希さんは赤ずきんちゃん役を演じました。
市村みさ希さんは、現在は、常田富士男 追悼公演「カンガルー」の演出をして自分自身も娼婦役で出演しています。
【常田富士男の出演作】ラピュタ
常田富士男さんは、宮崎駿監督の映画「天空の城ラピュタ」では、「ポムじい」の声を演じました。
ポムじいさんには、パズーとシータがドーラ一家と軍から逃れるために廃坑内を歩いていた時に出会います。
ポムじいさんは、飛行石についての情報や廃坑の中から抜け出す道を案内してくれたりします。
ポムじいさんのモデルは森康二さんと近藤喜文さんだと言われています。
【常田富士男の出演作】巨泉・前武ゲバゲバ90分
1969年から1971年にかけて放送されたバラエティ番組「巨泉×前武 ゲバゲバ90分!」は、放送当時には、驚異的な人気を誇りました。
「巨泉×前武 ゲバゲバ90分!」は、大橋巨泉さんと前田武彦さんが司会進行を務めて、宍戸錠さんや藤村俊二さん、常田富士男さん、朝丘雪路さん、ハナ肇さん達という出演者が、ショート・コントを生み出していった昭和の伝説的バラエティ番組です。
常田富士男のナレーション
常田富士男さんは、1975年から1994年まで、女優・市原悦子さんと一緒に、テレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のナレーションを務めました。
もともとは番組の改変時にできた穴を埋めるために3か月だけ放送する予定の番組だったということですが、番組が終了すると継続を求める声がたくさん寄せられて、1976年1月に再スタートしたということでした。
1994年の番組終了まで全部で1468話を放送しました。
「まんが日本昔ばなし」の平均視聴率は18.1%で、最高視聴率は33.6%という人気番組でした。
アニメ「まんが日本昔ばなし」は、製作者の愛企画センター・川内彩友美社長が、「世の中から昔話が消えてしまう」と危機感を抱いたことが番組が誕生するきっかけになったということでした。
常田富士男さんの「むかーし、むかし」というフレーズで始まるナレーションは、多くの視聴者から親しまれました。
アニメ「まんが日本昔ばなし」に登場する人物から動物、岩や鬼まで全ての声を常田富士男さんと女優・市原悦子さんが担当しました。
2007年10月8日付の中日新聞の中で、音響監督を務めた田代敦巳さんが、市原悦子さんをツッコミ役だとすると、ボケ役が必要になると考えて、自分がファンだった常田富士男さんに出演のオファーをしたということが掲載されていました。
常田富士男さんは、「いつ降ろされるか、いつもヒヤヒヤしていた。」ということでした。
自分の中では、一度だって『これでいい』と思ったことはないというナレーションの仕事は約20年間も続きました。
「まんが日本昔ばなし」で共演の女優・市原悦子さんのコメント
(常田さんの)おうちにはサルがいるし、犬がいるし、猫がいるしね。鶏がいるし、蛇がいるし。もういろんな動物が、あの小高い木の間に生きてるんですね。
そういうおうちの話を聞くと、まるで昔話を聞いているようでね。お仕事が始まる前の楽しいだんらんの時間を過ごしてから、「世の中が悪いね」とか、「幸せってなんだろうね」とか、そんな話を真面目にプロデューサーと演出家と常田さんと私とで、だいたい40分くらいはして、「じゃ、そろそろ行きますか」というわけで(「まんが日本昔ばなし」の)録音に入るんです。
https://www.sankei.com/life/news/180719/lif1807190025-n1.html常田富士男の朗読
1979年にはNHK-FMのラジオドラマ枠で、別役実さんのエッセイ『虫づくし』を朗読しました。
最近では「常田富士男の民話劇場」などの朗読公演を各地で行っていました。
【常田富士男死去】脳内出血
常田富士男さんは、2018年7月18日午後に東京都内の病院で死去しました。
死去した時の年齢は81歳でした。
常田富士男さんは、死去する数カ月前から脳内出血で入院していました。
葬儀は親族で行い、喪主は長男・青児さんが務めました。
常田富士男の死去報道 まとめ
常田富士男さんは、2018年7月18日午後に東京都内の病院で死去しました。
喪主は長男・青児さんが務めました。
長男・青児さんは、俳優・倉崎青児として活躍されていました。
長女・市村ちか子さんの娘さんは、女優・市村みさ希さんです。
葬儀は、親族で行いました。
常田富士男さんのご冥福をお祈りいたします。
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