記事のサムネイル

Categoryアスリート

ファルカン（サッカー）の現在は指導者？日本代表も？現役時代は？

2018/09/26

元サッカー日本代表の指導者であったファルカン。現役時代のサッカーのプレースタイルについてはローマ王に匹敵するともいわれたファルカンの現在は？また、現役時代のポジションやプレースタイル、現在の指導者としての様子やフットサルとの関係についてお伝えします。

現在は指導者・ファルカンがサッカー日本代表の監督に就任したのはいつ？

ファルカンがサッカー日本代表の監督に就任したのは、1994年のことでした。当時は、米国ワールドカップ予選で敗退した日本代表でしたが、当時のハンス・オフト監督が辞任し、新しい監督を迎え入れることになりました。それが、ブラジル人であるファルカンでした。ファルカンは、当時のJFA関係者であったセルジオ越後を通じて交渉され、選ばれたようです。

現在は指導者・ファルカンの他にサッカー日本代表の監督候補だったのは？

ハンス・オフトの監督公認としての候補者は、「経験豊富で修羅場をくぐった経験のある人物」とされていました。そのため、ブラジル・ミナスジェライス州イタビリート出身の元サッカー選手であるテレ・サンタナとの間で交渉がすすめられていたといいます。

でも、年間で10億円という契約金に対しての折り合いが合わずに、金銭面で決裂したものとみられます。また、つづいて。元フランスサッカー代表監督のミシェル・イダルゴや、元アルゼンチンサッカー代表選手であったオズワルド・アルディレスに依頼を打診してみましたが、OKはもらえなかったということです。

現在は指導者・ファルカンのサッカー日本代表の監督現役時代は？

ファルカンがサッカー日本代表の監督に就任したことは、マスコミでは以外な人物として取り上げましたが、数年後までを念頭に入れた計画者でオランダ2部SBVエクセルシオールから帰国した小倉隆史選手や前園真聖選手をはじめ、岩本輝雄選手など多くの若手選手を代表に抜擢しました。

でも、全監督であるハンス・オフトとの指導法が違うことから選手たちは戸惑うことも多く、ファルカンに対して疑問の声もありました。ハンス・オフト監督の時代は選手のプレースタイルについて細かい戦術の指導があったことに対して、ファルカンはプレースタイルもほとんど選手の自主性に任せたスタイルをとった指導法でした。

現在は指導者・ファルカンはサッカー日本代表の監督を解任された

ハンス・オフトの後任としてサッカー日本代表の監督に就任したファルカンでしたが、当時の日本代表の戦績は、ファルカン就任直後のキリン杯ではフランス代表に惨敗し、広島で行われたアジア大会の準々決勝では韓国代表に敗れるという散々な結果になってしまいました。

こうして、戦績が思わしくない結果に導いてしまった責任としてファルカンは監督を解任されてしまいました。試合に負けた直後、日本代表のサポーターに「ブラジルに帰れ。二度と来るな」などと言われて、空き缶を投げられた一面もあったといいます。そのとき、ファルカンは、「日本にも一人だけ本物のサポーターがいたな」と話していることから、日本にサッカーに対して、ファルカン自身も疑問視していた面があったのかもしれませんね。

現在は指導者・元サッカー日本代表の監督・ファルカンの現役時代のポジションは？

ファルカンは、1970年代後半から1980年代中期にかけてブラジルの代表の現役として活躍しました。現役当時のポジションは「ボランチ」といってミッドフィルダーのポジションの中でもとくに中盤に位置し、さらにそのポジションの中でも中心選手を指すポジションに位置していました。

ミッドフィルダーとしてのポジションでなりながら、ミッドフィルダーの底にいる選手としてポジションを守っていたファルカン。このポジションでは、ボールを正確にパスを成功させる能力を必要とします。さらに、このポジションは、攻撃の起点としての役割もあるので、前線のフォワードやサイドバックの選手に合わせて正確なスルーパスをする必要もあります。

このポジションに位置づけされていたファルカンはとても優秀な選手であったことがわかりますね。

現在は指導者・元サッカー日本代表の監督・ファルカンの現役時代のプレースタイルは？

サッカー選手の現役時代は正確なロングパスが評価されるプレースタイルで、下がり目の位置からロングパスを放つことで中盤を操るプレースタイルから、機会をみはからい前方へとミドルシュートを放つプレースタイルを得意としていました。

ファルカンのプレースタイルは、予想もつかないパスを駆使して、攻撃に変化を与えて相手チームを混乱させることも得意としていました。また、起用なファルカンは、プレースタイルについて、ユニフォームではなくともスーツに革靴でも同様にプレーできるのではないかとサポーターから賞賛されていました。

現在は指導者・元サッカー日本代表の監督・ファルカンはローマ王に匹敵するプレースタイル

ファルカンは、1980年にイタリアのASローマに移籍したときはローマのサポーターからは「王政ローマ時代の7人のローマ王達に匹敵する」と賞賛されました。

イタリア・ローマを本拠地とする「ASローマ」というサッカークラブチームには「７人のレジェンド」と呼ばれたASローマのサポーターを魅了した選手たちがいます。そのASローマの選手は、アメデオ・アマデイ、ニルス・リードホルム、ブルーノ・コンティ、ファビオ・カペッロ、ダニエレ・デ・ロッシ、フランチェスコ・トッティとファルカンです。

ファルカンは、チームを操る一級の司令塔として賞賛され、当時のリードホルム監督からも「今まで見た中でも最も偉大なゲームメーカーだ」と絶賛されました。

さらに、現役時代のファルカンは、ボランチとしてジーコ、ソクラテス、トニーニョ・セレーゾと肩を並べて「黄金のカルテット」といわれるくらい存在感のある選手でした。そして、1999年、ワールドサッカー誌の「20世紀の偉大なサッカー選手100人」では85位に選出されています。

現在は指導者・元サッカー日本代表の監督・ファルカンの指導者としての活動は？

ファルカンは、1990年にサッカーブラジル代表の監督に就任し、指導者として活動をはじめましたが、1991年のコパ・アメリカに挑んだときは準優勝という成績を残したのにもかかわらず、解任されてしまいました。その後、メキシコのクラブ・アメリカやインテルナシオナルの指導者を経て日本代表の監督に就任したという経緯なのですが、サッカーの実力はあっても指導者となると勝手が違ったのでしょうか。

そして、その後14年間ほど解説者として活躍し、2011年に古巣のインテルナシオナルの監督としてひさしぶりに指導者に復帰しました。さらに2012年には、ECバイーアの監督を務めています。

現在は指導者・元サッカー日本代表の監督・ファルカンとフットサル・サッカー選手のファルカンがいる？

ファルカンと聞くとフットサルを思い浮かべる人も多くいます。それは、ファルカンことアレッサンドロ・ローザ・ヴィエイラというフットサルおよぴサッカーの選手がいるからです。フットサルで活躍しているファルカンは、今回特集しているファルカンとは別人物で、ブラジル・サンパウロ出身のフットサルとサッカーの選手です。

フットサルのファルカンも、「皇帝ファルカン」との異名を持つ実力の持ち主でフットサルブラジル代表として高く評価されている選手です。2004年にはFIFAの最優秀フットサル選手に選ばれています。

現在は指導者・元サッカー日本代表の監督・ファルカンの現在は？

現役時代はとても優秀なサッカー選手であったファルカン。現在は、2015年9月20日からスポルチ・レシフェの監督に就任しています。今後は指導者としての活動が増えていくのでしょうね。