兼業作家 上田秀人のおすすめ書籍・新刊情報!
時代小説家の上田秀人さんの本業は「歯科医」という、兼業作家として活躍しています。「死ぬまでに100冊本を書くこと」を目標に、日々執筆活動に取り組んでいます。上田秀人さんの人気作品の中には「町奉行内与力奮闘記」「百万石の留守居役」「勘定吟味役異聞」「禁裏付雅帳」など読むのも大変なタイトルばかりですが、おすすめ書籍と読み方をご紹介します。さらに、新刊「策謀」や「忖度」などもご紹介します。
上田秀人のおすすめ書籍・新刊まとめ【プロフィール】

引用:https://i.pinimg.com/564x/18/25/d6/1825d6091b855bd2a8ffee6e0cbe344b.jpg上田秀人(うえだひでひと)さんは1959年4月9日生まれの59歳、大阪府出身です。
本業は「歯科医師」

引用:https://i.pinimg.com/564x/1b/04/4a/1b044a9309ecb7f21a30526a71b01382.jpg大阪歯科大学卒業後、歯科医院を開業します。上田秀人さんの歯科医という異色の経歴をお持ちです。
一念発起して小説家デビュー

引用:https://i.pinimg.com/564x/f5/47/8f/f5478faad7ff233a14c86cfa59364c35.jpg歯科医として働いていましたが、一念発起して作家を目指します。ミステリー作家・山村正夫さんが主催していた小説講座を入門、小説の書き方を学びました。38歳の時「身代わり吉左衛門」で「第20回小説クラブ」新人賞佳作を受賞、小説家としてデビューしました。
「時代小説愛好家が選ぶベストシリーズ20」に選ばれる

引用:https://i.pinimg.com/564x/d5/da/7f/d5da7f974dd4feb2906a443a3d210f88.jpg2009年、50歳時には2007年から連載していた「奥右筆秘帳(おくゆうひつひちょう)」シリーズが「この文書書き下ろし時代小説がすごい!時代小説愛好会が選ぶベストシリーズ20」で第1に選ばれるなど、時代小説家として不動の地位を築きます。
上田秀人の新刊情報【おすすめ書籍①】
「勘定吟味役異聞」シリーズ
2005年発売の「勘定吟味役異聞(かんじょうぎんみやくいぶん)」シリーズは、2009年まで続いた勘定に関わる一切を監査する役に就いた主人公の活躍を描いた時代小説です。「勘定吟味役異聞」シリーズは、全8冊あり、免許皆伝の腕前を持つ主人公の活躍も見所です。
破斬―勘定吟味役異聞 (光文社時代小説文庫)
価格:¥ 679
六代将軍家宣は、懐刀の新井白石の進言により勘定吟味役を復活、水城聡四郎が抜擢された。聡四郎は、勘定方に関わる一切を監査する役に戸惑いながらも、幕府財政の立て直しを図る。そんなとき、手抜き工事絡みで、庶民の貨幣への不信を知った。数回に及ぶ小判の改鋳は誰が?それに絡む利権の集約先は!?不正を糺す、聡四郎の免許皆伝・一放流必殺の太刀。
Amazonで商品をチェック漫画「勘定吟味役異聞」シリーズも人気
小説「勘定吟味役異聞」は2017年7月より漫画版「「勘定吟味役異聞」の連載が始まっています。漫画「勘定吟味役異聞」は、現在3巻まで発売されており、最新刊「勘定吟味役異聞」は、2018年2月に発売されました。
勘定吟味役異聞 1 (SPコミックス)
価格:¥ 645
時代小説の旗手が描く大ヒットシリーズを漫画化!!
幕府財政の立て直しを図るため、
六代将軍・徳川家宣の側近・新井白石は
水城聡四郎を勘定吟味役に抜擢。
Amazonで商品をチェック上田秀人の新刊情報【おすすめ書籍②】
「百万石の留守居」シリーズ
2013年発売「百万石の留守居役(ひゃくまんごくのるすいやく)」は、加賀藩(現在の石川県)の留守居役に抜擢された若き加賀藩士が、奔走する時代小説です。「百万石の留守居役」は、現在までに10冊が発売されています。
上田秀人さんの小説の特徴は、幕府の上の人物を描いた作品が多いですが、「百万石の留守居役」は幕府や藩に仕える人々を中心にして描いています。上田秀人さんも下の者だからこそ書ける面白さがあるとインタビューで語り、新たな切り口に挑んでいます。
波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫)
価格:¥ 713
上田秀人の大型新シリーズ、2ヵ月連続刊行でスタート! 外様第一の加賀藩。筆頭家老の本多政長は大名をしのぐ五万石を誇る。幕府の実権は、病弱な四代将軍家綱に代わり、大老酒井忠勝らが握っていた。権勢維持と御家騒動誘発を狙い、酒井はなんと外様の加賀藩主綱紀に次期将軍の白羽の矢を当てる。藩論は真っ二つ。混乱の中、江戸藩邸に向かうことになった藩士瀬能数馬は、本多政長に見込まれ、五万石の姫君琴姫を娶ることに。
Amazonで商品をチェック最新刊は話題のワード「忖度」!
「百万石の留守居役」シリーズの最新作は、2017年12月に発売されました。タイトルは「忖度」であり、留守居役の加賀藩士の活躍を描いています。「百万石の留守居役」シリーズ最新作で、どのような「忖度」をしたのか気になる人は「忖度 百万石の留守居役」を手に取ってみましょう。
忖度 百万石の留守居役(十) (講談社文庫)
価格:¥ 713
神君家康の次男秀康の血を引く越前松平家は、幕府にとって格別な藩となる。外様第一の加賀藩にとっては監視される隣藩でもある。藩主前田綱紀のお国入りの際に襲撃しようとしたのは、はたして越前の者なのか? 藩主綱紀と数馬の舅となった宿老本多政長は、数馬を越前福井に向かわせる。わが藩のためにと先走る敵方は、数馬たちの目的を察知し、襲いかかる。使者として登城した数馬は、敵陣包囲の中、血路を開けるか!?
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「町奉行内与力奮闘記」シリーズ
2015年発売「町奉行内与力奮闘記(まちぶぎょううちよりきふんとうき)」は、現在も続いている時代小説です。大阪の町奉行所を舞台にした奉行所内の暗躍を描いた人気シリーズです。「町奉行内与力奮闘記」の「内与力」とは、町奉行所に仕える家臣のことです。「町奉行内与力奮闘記」最新作の「町奉行内与力奮闘記 連環の罠」が2017年3月に発売されました。
町奉行内与力奮闘記一 立身の陰 (幻冬舎時代小説文庫)
価格:¥ 702
「儂を大坂町奉行で終わらせるつもりか」。若き内与力・城見亨は、主の曲淵甲斐守から叱責を受けた。だが配下の町方は怠惰と汚職にまみれ言うことを聞かない。どころか甲斐守を排除すべく老獪な一計を案じる。思惑の渦にのみ込まれた亨。忠義心ゆえの生真面目さは町方の餌食か? 保身と出世欲が衝突する町奉行所内の暗闘を描く新シリーズ第一弾!
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「禁裏付雅帳」シリーズ
2015年発売「禁裏付雅帳(きんりづきみやびちょう)」は、現在も続いている人気シリーズです。老中・松平家信の密命で若年寄留守居役の座敷に居座り、金裏付を籠絡しようとしますが、思わぬ騒動に巻き込まれていく物語です。「禁裏付雅帳」の「禁裏付」とは、天皇の住まう「禁裏御所」の護衛や公家衆の観察などを司る役職です。
そもそも「政争」とは、政治上の主義・主張を争ったり、政権の奪い合いなどを意味する言葉です。ネットで「政争」と調べると、上田秀人さんの「政争 禁裏付雅帳」の検索結果が出るほど、「政争 禁裏付雅帳」は時代小説好きに支持されている作品です。タイトル「政争 禁裏付雅帳」はタイトルの通り、政権を奪うために画策した「政争」を描いた作品です。
政争: 禁裏付雅帳 一 (徳間時代小説文庫)
価格:¥ 713
老中首座松平定信は将軍家斉の意を汲み、実父治済の大御所称号勅許を朝廷に願う。しかし難航する交渉を受けて強行策に転換。若年の使番東城鷹矢を公儀御領巡検使として京に向ける。公家の不正を探り、朝廷に圧力をかける狙いだ。朝幕をめぐる関係はにわかに緊迫する。定信を憎む京都所司代戸田忠寛からは刺客が放たれた。鷹矢は困難な任務を成し遂げられるのか。圧倒的スケールの新シリーズ、開幕!
Amazonで商品をチェック2015年「政争」でシリーズ開始!
時代小説「禁裏付雅帳」は、2015年「禁裏付雅帳 政争」を皮切りに現在まで4冊発売されています。「禁裏付雅帳」シリーズ最新刊は2017年4月「策謀 禁裏付雅帳」です。「禁裏付雅帳」シリーズや「町奉行内与力奮闘記」シリーズなど、上田秀人さんの作品にはさまざまな役職の人物が登場するため、歴史の勉強にも最適です。
上田秀人の新刊情報【おすすめ書籍⑤】
日輪にあらず 軍師黒田官兵衛
2012年発売「日輪にあらず 軍師黒田官兵衛 (にちりんにあらず ぐんしくろだかんべえ)」は、軍師として豊臣秀吉に仕えた黒田官兵衛の知られざる野心と悲哀を描いた時代小説です。上田秀人さんの小説の特徴は、江戸時代を舞台にした小説が多いですが、「日輪にあらず 軍師黒田官兵衛 」のように戦国時代を描いた小説もあるので、シリーズ作品を読み終わった人や、戦国時代好きにおすすめです。
日輪にあらず 軍師黒田官兵衛 (徳間文庫)
価格:¥ 756
仕えていた小寺政職を見限り、織田信長の寵臣・羽柴秀吉についた黒田官兵衛。天下統一の宿願を信長に託す。だが、本能寺の変が勃発。秀吉は涙を流し、茫然自失。そこに官兵衛がささやきかけた。「ご運の開け給うときでござる。よくなされたまえ」。――秀吉を覇に導き、秀吉から最も怖れられた智将。その知られざる野心と悲哀を描く、著者渾身の戦国時代絵巻!
Amazonで商品をチェック上田秀人の新刊情報【おすすめ書籍⑥】
鳳雛(ほうすう)の夢
2014年発売「鳳雛の夢(ほうすうのゆめ)」は、戦乱の時代に奥州の伊達家長男として生まれた藤次郎の孤独な少年期から大人へと成長する物語です。後の「伊達政宗」として奥州を収めた「独眼竜正宗」の生き様を描いた作品です。「鳳雛の夢」は、上下巻2冊で構成されています。
鳳雛(ほうすう)の夢
価格:¥ 2,052
初陣から人取り橋の戦い、摺上原の合戦、小田原参陣、大坂冬の陣・夏の陣、と乱れ行く戦国を寵臣との熱き絆で生き切った伊達政宗の生涯を描く感動巨編。
Amazonで商品をチェック上田秀人のおすすめ書籍【新刊情報】

引用:https://images.unsplash.com/photo-1468779036391-52341f60b55d?ixlib=rb-0.3.5&ixid=eyJhcHBfaWQiOjEyMDd9&s=5506fe978d3b1011855612168fd0faca&auto=format&fit=crop&w=1521&q=80ここからは、上田秀人さんの最新作をご紹介します。
新刊は「百万石の留守居」シリーズ最新作!
2017年12月「百万石の留守居役」シリーズの最新刊「忖度 百万石の留守居役」が発売されましたが。2018年6月には最新刊が早くも発売されます。
「忖度」に続き2018年6月14月「騒動」が発売!
2018年6月「騒動 百万石の留守居役シリーズ」が発売されました。「忖度」に引き続き、最新刊「騒動」では、新たな騒動に巻き込まれていきます。書店やネット通販、そして電子書籍でも購入することができるので、気になる人は読んでみましょう。
騒動 百万石の留守居役(十一) (講談社文庫)
価格:¥ 713
藩主綱紀の使者として赴いた越前松平家の城内で刀を振るうことになった数馬に、追っ手がかかる。仮祝言を挙げたばかりの琴も黙っていない。京に向かう女行列を仕立て、女忍の軒猿たちと数馬奪回に向かった。そして、数馬の舅である加賀藩国家老の本多政長には、幕府から江戸召喚の命が。綱紀を憎む将軍綱吉が、加賀藩にくさびを打ち込み揺さぶりをかけてきた。どうなる、百万石!
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上田秀人さんの最新刊情報は、書店やネット通販なども情報を知ることができますが、上田秀人さんの公式サイトでもチェックすることができます。上田秀人さんの小説をもっと知りたい人は、公式サイトを見てみましょう。
上田秀人 公式ホームページ|如流水の庵
時代小説作家・上田秀人の公式ホームページ。作品紹介・新刊情報・執筆活動などを紹介しています。
www.ueda-hideto.jp
兼業作家 上田秀人のおすすめ書籍・新刊情報まとめ

引用:https://i.pinimg.com/564x/50/60/b5/5060b5e6ed0d141d92da580ca70a6253.jpg時代小説家・上野秀人さんは歯科医として働く傍ら、小説家としても活躍する兼業作家です。これまでに「町奉行内与力奮闘記」シリーズや「百万石の留守居役」シリーズ、「勘定吟味役異聞」シリーズ、「禁裏付雅帳」シリーズなどを手掛けてきました。またタイトルに使われた「政争」や「忖度」などの言葉も話題となっています。
上田秀人さんの小説は江戸時代を生きた人々の物語から、戦国時代に活躍した戦国武将など多岐にわたります。もっと上田秀人さんの作品が気になる人は、1冊手に取ってみませんか。きっと時代小説が好きになるはずですよ。

引用:https://i.pinimg.com/564x/06/ef/0b/06ef0b8dca537100ec9ac996ed35d9f4.jpg