伝説の不良・木村兄弟に死亡説？関東連合との関係や逮捕歴まとめ

木村兄弟とは兄の木村奏一郎と弟の木村孔次郎の二人の事を指します。1970年代から2000年代にかけて半グレ集団として名前を轟かせていた不良兄弟で、当時最大勢力を持っていたと言われている関東連合が最も恐れていた兄弟が木村兄弟です。関東連合のOBたちとも抗争は続き、「西新宿事件」や「六本木クラブ襲撃事件」などとも関わりがあると言われている兄弟です。不良界に名前を轟かせたことから、大人気漫画の「闇金ウシジマくん」に登場するキャラクターのモデルにもなったと言われています。

そこで今回は木村兄弟に現在や、関東連合との関わり、逮捕歴、死亡説、ウシジマくんに登場したキャラとは？などについてご紹介致します。

まずは兄の木村奏一郎ですが、1978年に生まれたと言われており、少年時代から喧嘩に明け暮れ、東京の不良界で伝説にもなった人物です。しかし、喧嘩をする上で自分からは喧嘩を売らないというポリシーがあったそうです。なので、弱いものいじめは絶対しなかったそうで、売られた喧嘩しかしなかったといいます。

木村兄弟の時代は東京の不良は関東連合が仕切っていました。しかし、奏一郎は関東連合には従わなかったそうです。周りからも人望が厚かったそうで、関東連合と敵対する不良たちが木村奏一郎の下につくようになり、次第に勢力が拡大して関東連合も恐れる兄弟となりました。

弟の木村孔次郎は奏一郎の一つ年下だったので、1979年に生まれたと思われます。兄同様に少年時代から喧嘩に明け暮れていました。しかし、頭が非常に良かった不良だったそうで、下克上を得意としていました。孔次郎は10代の時に関東連合最強の男と言われていた金村剛弘が結成した「新宿ジャックス」に入っています。

しかし、孔次郎は新宿ジャックスの初代リーダーだけを先輩と思っていたそうで、金村剛弘には全く従わず、金村剛弘が関係を持っていた関東連合にも兄同様全く従っていなかったそうです。関東連合最強と言われた金村剛弘ですら、木村兄弟を恐れていたようです。

数々の伝説を残しアウトロー界でも有名だった木村兄弟は現在どうしているのか？ある時から木村兄弟の名前は一切聞かなくなり、表舞台にも登場しなくなってしまいました。そんな木村兄弟の現在について紹介します。

まず、兄の奏一郎ですが、元関東連合の石元太一さんがブログで「K兄弟」が万引きで逮捕されたと書いていました。同じ時代にアウトローとして有名だった石元太一さんですので、このK兄弟は木村兄弟の事を指していると思います。

木村兄弟が万引きで逮捕と書かれていましたが、詳しく調べてみると逮捕されたのは兄の奏一郎の方でした。特にニュースにもなっていませんでしたので真相は不明ですが、現在でもアウトローとの関わりがあると思われる石元太一さんが語っていますので信憑性があります。

弟の木村孔次郎は2017年2月27日に大麻取締法違反墨田区で逮捕されています。墨田区の路上に車を停めていた孔次郎に警察が職務質問したところ、車内から薬物が入った袋が見つかり、警視庁が調べたところ大麻が0.01グラム検出されました。

孔次郎は容疑を否認していたそうですが、現行逮捕されました。この事がニュースでも取り上げられました。

そんな木村兄弟には死亡説も流れていました。兄の奏一郎も万引きで逮捕されたという情報以降も不明ですし、弟の孔次郎も逮捕後にどうなったのか不明でした。特に自分たちから何も発信をしていないことで死亡説が浮上しました。

若い事に伝説と言われた二人が逮捕以降全く存在感が無くなってしまったので死亡説が浮上するのも無理もありませんね、しかし、木村兄弟と親しい元暴力団員の瓜田純士さんはブログで木村兄弟に関する記事を投稿しています。死亡したことなどは語っていませんでしたので、死亡説はデマの可能性が高いです。

西新宿事件とは関東連合最強の男と言われていた金村剛弘が集団暴行され殺害された事件です。この事件には木村兄弟も深く関わりがあるのではないかと言われています。この集団暴行事件の前にとあるコンビニで金村剛弘と木村兄弟は揉めていたそうです。新宿ジャックスの先輩でもあったそうですが、木村兄弟は金村剛弘を先輩と思っていなかったそうで、コンビニであった際に関東連合と深く関わりがあった金村剛弘に対して敵対心を持って、詰め寄ったそうです。その際は金村剛弘は挑発には乗らずにその場は何もなかったそうですが、アウトロー界で金村剛弘が木村兄弟に怯えて何も出来なかったという噂が広まってしまったそうです。

その後、金村剛弘はその噂を払拭するために飲食店で関東連合と対立する不良と暴力団員と喧嘩をして、相手を一発で倒しました。その翌日に関東連合の見立真一の誕生パーティーの帰り道で襲撃されて殺害されました。

この事件の最初のきっかけとなったのが木村兄弟とコンビニで揉めたということもあり、金村剛弘の殺害を首謀したのは木村兄弟ではないかと言われています。因みに未だに犯人は逮捕されていませんので真相は不明です。

まだ記憶に新しい六本木クラブ襲撃事件ですが、2012年9月2日にクラブの「フラワー」で男性が複数の男に襲撃を受けて殺害されました。殺された男性は一般人で、結果的に人違いで殺害されてしまいました。先ほど紹介した見立真一もこの事件の犯人で、現在国際指名手配されています。

襲撃した男たちは関東連合のメンバーで、金村剛弘の復讐をするために木村孔次郎を襲撃しようと計画されたそうです。しかし、人違いで殺害されてしまいました。

木村孔次郎は襲撃されることを事前に把握していて、フラワーに訪れた一般男性を自分と偽って情報を流したのではないかと噂されています。

関東連合との抗争を繰り広げていた木村兄弟ですが、実は関東連合との抗争は全く望んでいなかったそうです。木村兄弟が関東連合と深い関わりを持たなかったのは自分の自由に生きたいと考えていたからのようです。その考えを持っている兄に孔次郎は従ってついていったのです。

しかし、次第に勢力が拡大したことで、関東連合に目をつけられてしまうようになり、関東連合は自分らに反発していると感じ次第に敵対関係になっていったようです。結果的にこの抗争が激化し死亡者も出てしまい、一般人まで巻き込まれる問題にまで発展してしまいました。

大人気漫画の「闇金ウシジマくん」のモデルにも木村兄弟はなったと噂されていました。ネット上ではウシジマくんに登場している「肉蝮」というキャラクターが木村兄弟のモデルと言われていましたが、木村兄弟の過去の伝説などと比較してもウシジマくんに登場している肉蝮とのつながりが見当たりませんでした。また、肉蝮は兄弟でもありませんし、見た目も全然違うので木村兄弟がモデルになっているとは考えにくいです。

また、ウシジマくんには「鰐戸兄弟」という三兄弟も登場してきます。しかし、この兄弟は関東連合のメンバーと対立していた「神原三兄弟」がモデルと言われています。他にもウシジマくんに登場してくるキャラクターで木村兄弟がモデルになったと思われるキャラはいないので、木村兄弟はウシジマくんのモデルにはなっていないのではないでしょうか。

今回は関東連合と対立していた伝説のアウトローの木村兄弟について紹介しました。関東連合も恐れていたそうですが、現在は全く表舞台には登場していませんでした。西新宿事件や六本木クラブ襲撃事件に関してはあくまでも推測で、事件解決には至っていませんので真相は不明ですが、木村兄弟が関わっている可能性はかなり高いと思われます。