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アルビノで有名な芸能人・有名人15選【全身が白くなる】

年々世界で、知名度が上がってきている「アルビノ」。白い肌や髪の毛は美しいと称賛を受けることが多い一方では、見た目の違いから起こる「見た目問題」で差別を受けていたり、偏見を持たれています。今回は、世界で活躍するアルビノの有名人や芸能人を紹介します。

アルビノ

引用:https://www.instagram.com/p/BpjU4WUnEc3/
アルビノって聞いたことありますか。
アルビノとは、遺伝情報の欠損によって、メラニンが欠乏している人や動物のことを指します。
この遺伝子欠損により、肌や髪の色などが、白く表れることがあります。また、色素の欠乏により、血管の色が表面に現れ、目が赤くなることも特徴です。目が白く、毛の色が白いウサギやネズミ、ウーパールーパーなどは有名ですよね。
引用:https://www.instagram.com/p/BZt5_AWFAad/

アルビノの影響は?

引用:https://www.instagram.com/p/BsfNN-5HyOI/
アルビノは人々にどのような影響を与えてきたのでしょうか。
アルビノは、メラニンの欠乏によって、紫外線から体を守りにくくなっており、皮膚がんのリスクが増えます。また、目に入る光の調節や、光の受容が難しいため、視覚障害が表れることが多いです。
治療法は未だに見つかっていないため、日焼け止めやサングラスで、日差しを回避することで対策しています。

差別があった?

引用:https://twitter.com/albinonastya/status/1083990881038786560
人とは違う見た目というのは、差別意識を起こしやすいですよね。情報の発信や受信がしやすくなった現在の日本でも、差別はまだ残っています。
しかし、国によっては、幸福の象徴と言われる場所があったり、不吉なものとして扱われたり、といった根拠のない話が信じられているところもあります。
ひどいところでは、迫害され、殺害されるともろもあるようです。
国や地方により、差はあれど、偏見が完全になくなることは難しいと思います。
そんな中、様々な国の人が色々な立場で活躍し、情報を発信しています。そんな有名なアルビノの人たちをご紹介します。

アルビノで有名な芸能人や有名人15人

引用:https://www.instagram.com/p/BoX5K7_llgc/
芸能人や有名人の中にも、アルビノの人物がいます。今回はそのなかから15名の人をご紹介したいと思います。

1人目:薮本舞(やぶもとまい)

引用:https://twitter.com/albinonastya/status/428187126773977088
1人目の方は、アルビノの人たちの交流の場をつくる「アルビノ・ドーナツの会」の代表をつとめる薮本舞さんです。
生まれたときには、アルビノの存在や対処法が知られておらず、家族とともに試行錯誤しながらの日々だったようです。
見た目の違いに、自らも消極的になり、周囲からも遠慮をされていた小学生時代を経験した薮本さん。高校では自分から積極的に友人を作り、自分の症状のこともきちんと伝えることで楽しい高校生活を送ることができたそうです。
引用:https://twitter.com/albinonastya/status/426368908216381440
しかし、アルビノを理由にアルバイトや就職活動に躓きました。精神的にも傷つき、悩み、考えた結果、当時日本に存在していなかったアルビノの団体に考えを巡らせました。
現在も試行錯誤しながら、アルビノの人や家族と交流し、悩みに向かい合っています。
引用:https://twitter.com/mimimizuho/status/993043882618204160

2人目:粕谷幸司(かすやこうじ)

引用:https://twitter.com/96mouse/status/1084721788267839488
粕谷幸司さんは、タレント・エンターテイナーとして活動している人物です。
周囲の人々からは、特にアルビノであることによって態度を変えられることもなく、人とは違う見た目であるものの自分にとっては自然な見た目であると捉えていました。
粕谷さんは、見た目の違いやコンプレックスは、アルビノであろうとなかろうと起こるものだと考えています。よって、アルビノであることによる苦労はしていないと語っていました。
引用:https://twitter.com/96mouse/status/1079656741153849344
アルビノの人の中でも、それぞれ感じかたや思いは異なります。苦労を支えることと、苦労していると決めつけることは別物であるという認識をしていかなければなりませんね。
自分の視点で、信念をもって誰かに何かを伝えることは、まさにエンターテイナーですね。
引用:https://twitter.com/96mouse/status/1069887537986949120

3人目:笠本明里(かさもとあかり)

引用:https://www.instagram.com/p/Bl7l_U5l4lD/
笠本明里さんは、水泳選手として活躍しており、2008年の世界大会では、アジア新記録を樹立しているほどの人物です。また、パラリンピックにも2度出場しており、国内大会・ 世界大会で何度も優勝しています。
笠本さんはアルビノの影響で視力が弱かったのですが、それよりも周囲からの目線が気になったようです。髪の毛の色を褒められることにも、不快感を感じていました。
引用:https://twitter.com/akari_1029/status/932568952508596224
徐々に、周囲の人と触れ合う機会や、悩みを共有する機会をもち、自身の見た目について褒められても、抵抗感がなくなっているようです。
パラリンピックに出場するほどの選手ですから、負けん気が強い性格なのでしょうね。弱みを見せることが苦手だったようです。もちろんこれも人によると思うのですが、誰かに弱音を吐き出すことにより、楽になったり開放されることもあると思います。
引用:https://twitter.com/akari_1029/status/961213881782685696

4人目:石井更幸

引用:https://twitter.com/sakiyamatoshiya/status/1033616951350779904
石井更幸さんは、日本アルビノネットワークのスタッフで、アルビノのひとや、その家族同士の交流の場を設ける活動をしています。
引用:https://www.instagram.com/p/BanpAHXA9qQ/
アルビノに関する著書も出版されており、多くのアルビノの人が少しでも同じ立場の人と情報や悩みを共有できるように、また、自分だからこそ発信できる情報を世間に発信するために動いています。
今はネットで情報を見ることができるようになりましたが、当事者同士だからこそ話せることや、同じ立場の人と話したいという想いが出てくることは自然なことですよね。
アルビノになる可能性は非情に低いため、なかなか自分で探しても見つかりません。そういったときにネットワークが整っているということで、精神的な負担をかなり和らげることができると思います。
引用:https://twitter.com/koba_haruhiko/status/914087593305706496

5人目:神原由佳

引用:https://twitter.com/kanakob/status/1040093929746485248
神原由佳さんは、疾患による外見的特徴が引き起こす問題について研究しているそうです。
神原さんは、周囲からいじめられることはなかったものの、人との外見の違いや、視力が弱いことによる対応の違いに徐々に違和感を覚えたそうです。
そして、周りからの悪意の目線や発言がなかったからこそ、自分のなかの疑問や不満を吐き出す機会もないまま、くすぶった思いを抱え続けていました。
神原さんが小学校を卒業するころには、インターネットが普及していたため、自分自身でアルビノの情報を調べ、同じくアルビノである人の声を知ることができる時代でした。
引用:https://twitter.com/soar_world/status/1073952330838626305
もちろん、だからといって、完全に悩みがなくなるわけではありませんが、そういった情報を得ることができるというのは大切だと思います。それまでにアルビノの人たちが情報発信を行っていたことの意味が、強く感じられますよね。
神原さんが現在当事者としての目線で研究している見た目問題も、この先、当事者やその周囲の人、あらゆる立場の人を救うかもしれません。
引用:https://twitter.com/soar_world/status/1056837552756441088

6人目:伊禮恵(いれいめぐみ)

引用:https://twitter.com/tokyokyoudaiani/status/1084776186964672512
伊禮恵さんは、シンガーソングライターとして活躍している人物です。
伊禮さんは、幼少期からハーフに間違えられることが多かったものの、特に嫌だと思った記憶はないそうです。
そして、控えめで真面目な性格だった伊禮さんですが、音楽の道に少しずつ意識が行き始め、友人と作った曲を披露した際に、注目されたいという欲求が高まったようです。
引用:https://twitter.com/irei_megumi/status/1081444766384979968
伊禮さんの両親は、常に等身大の恵さんを見守ってくれ、視力の障害を理由に、難しい仕事にははっきりと難色を示す一方、前向きに背中を押してくれるような、寛容さと厳しさを併せ持った人たちでした。
伊禮さん自身の考え方もそうですが、小さい頃からずっと一緒にいる両親の接し方や考え方は人格形成に多く影響が出ますよね。周囲の人間関係の大切さを痛感します。
引用:https://twitter.com/spc_1997/status/1082299972391886848

7人目:きゃさりん

引用:https://www.instagram.com/p/BrG7bevnMDr/
ヒラーアイドルとして活動しているきゃさりんさん。
幼い頃から、特徴的な外見から、視線を多く感じていたというきゃさんりんさんですが、現在は、偏見や差別があるものの、自分の存在を活かして楽しむことができると考えています。
きゃさりんさんは、アルビノであるということに、良かったと感じることがたくさんあるそうです。
それは、個性的で、覚えてもらいやすい外見から、多くのひとと交流を持ちやすやすいことでした。そして、そういったメリットは、自分の存在や考えを世界にアピールするうえで大きな武器になるというのです。
引用:https://www.instagram.com/p/Bojm-msFVeX/
アルビノであるなしに関わらず、自分のもてる力を発揮して前向きに活動しているひとは輝いていますよね。
アルビノの認知度はここ数年で特に上がったように感じますがそれでも、周りにアルビノの知り合いや友人がいる確立は低いですよね。
そういった中で芸能活動をしている人の影響力はやはり高いです。
引用:https://www.instagram.com/p/BYhQLCuA413/
アルビノの認知度が広まっているからこそ、間違えた認識が広まらないようにするためには、拡散力のある当事者の声は大切です。

8人目:ナスチャ・クマロヴァ

引用:https://www.instagram.com/p/BmnFng6HVms/
海外でモデル活動をしているのがナスチャ・クマロヴァさんです。日本好きを公言しており、日本のインタビューに対しては、日本名を名乗っているほどでした。
日本国内でも注目を浴びているナスチャ・クマロヴァさんなので、知っているひとも多いのではないでしょうか。
特筆すべきは、その美しさです。アルビノの人は、その透き通るような外見から、美しいと言われることが多々ありますが、そんな中でもナスチャさんの容姿は「エルフの女王」と言われるほど、神秘的な美しさをもっています。
引用:https://www.instagram.com/p/Bruarw4H1zz/
小さい頃はいじめを受けていたこともあるそうですが、現在は自分の容姿を最大限に活かして、モデルという好きな仕事をしています。
ナスチャさんだからこそ似合う服装や、できる表現は大きな強みですよね。
いじめがあったのであれば、自分の見た目を嫌いになってもおかしくありません。そんななか、モデルの仕事をしており、日本のアニメのコスプレ姿も披露しているナスチャさん。つらい時期を乗り越えて、自分の好きな活動をしている彼女をこれからも応援したいですね。
引用:https://www.instagram.com/p/BsDWFfvHKXx/

9人目:ジョニー・ウィンター

引用:https://www.instagram.com/p/BlR-EhwjTYF/
ジョニー・ウィンターさんは、世界的に有名なギタリストで、アメリカの放送局との莫大な契約金から、「100万ドルのギタリスト」とも言われております。
2014年に70歳で亡くなり、ジョニー・ウィンターさんの遺作となったアルバムは、グラミー賞で、最優秀ブルース・アルバム賞を受賞しました。
ジョニー・ウィンターさんが生まれたときは今ほどアルビノに関しての情報が出回っている時期でもなく、差別にも悩まされ、視力の面でも苦労が多かったそうです。
そういった辛い時代や、麻薬溺れていた時代を乗り越えながら、偉大なギタリストとして活動していたジョニーさん。
ジョニーさんに憧れたひとは多く、たくさんの有名ギタリストに影響を与えた人物だと言われています。
ギタリストとしての名前が有名すぎて、アルビノの有名人のなかでは、「アルビノ」という情報が少ない人物です。
もちろん、アルビノに関係なく、人として偉大であり、影響力の高い人なのですが、こういった人の存在は、アルビノへの差別や迫害を減らすことのできるものだと思います。
引用:https://www.instagram.com/p/BlTEN3iFrL7/

10人目:コニー・チウ

引用:https://www.instagram.com/p/BGaGe5ULvIa/
コニー・チウさんは、香港出身のモデルさんです。アルビノでは初めてモデルとして活躍した人物だと思います。
何事においても、先駆けとなる人は、勇気がいると思います。
そして、自ら自撮り写真をデザイナーに送り、ファッションショーに出演、モデルとしての道を切り開いた人なので、自分の容姿のことは好きだったのではないでしょうか。
そして、幼少の頃に、紫外線量の関係で、香港からスウェーデンに引っ越しをしたと言われています。
幼少の頃ということは、家族とともに引っ越したのだと思いますが、とても迅速な対応なので、対処法が知られていたんでしょうね。コニーさんが1969生まれであることを考えると、国によってアルビノに対する知識や情報の差が大きい気がします。
引用:https://www.instagram.com/p/Bg4nyL_AWj1/

11人目:ディアンドラ・フォレスト

引用:https://www.instagram.com/p/BsT6ga5hsJo/
ディアンドラ・フォレストさんは、世界的に活躍しているモデルさんです。
なんと、ディアンドラ・フォレストさんは、弟もアルビノだそうです。すごい確率な気もしますが、国や地方によって、アルビノが発症する確率は大きく異なるようです。
ディアンドラさんのご両親はアフリカ系のアメリカ人であり、アフリカでは、日本に比べてアルビノ発症の確立が数千に一人と高くなっているので、不思議なことではないかもしれませんね。
ディアンドラさんは、世界的なアルビノへの偏見や迫害をなくすために、世界に発信できる存在になるため、モデルの道を選んだそうです。
自分の目標だけではなく、自分が世界の人に対してできることを考えて行動している姿はかっこいいですね。

12人目:タンド・ホパ

お次に紹介するのは、アフリカのファッションモデル、タンド・ホパさんです。
タンド・ホパさんは、幼い頃から通行人に差別的な発言をされたり、周囲の人から誤解のある対応をされていました。
そんなタンド・ホパさんはよくモデルとして誘われたものの、興味もなく断っていたそうですが、アルビノについて、正しい認識をもってもらいたいという思いでモデルの道を決心したそうです。
それまでは、常に長袖を着用し、視力の障害のせいでヒールも避けていたタンドさんですが、きらびやかなドレスと高いヒールでランウェイを歩きました。
とても勇気のある行動ですよね。
引用:https://www.instagram.com/p/BsJDswBhPVp/
アルビノの認識を変えたいという意志も素敵なのですが、現在、自分に自信を持てるようになり、アルビノではないことのほうが信じられないくらいになった、という気持ちの変化を自分で起こしたタンド・ホパさん。そのコンプレックスを乗り越えたことも、素敵ですよね。

13人目:ショーン・ロス

引用:https://twitter.com/ShaundRoss/status/1042472877369503744
ショーン・ロスさんはアフリカ系男性モデルとして活躍しています。
その容姿の美しさはファッション業界で評価が高く、アメリカの女性シンガー、ケイティ・ペリーのプロモーションビデオにも出演を果たしています。
黒人でありながら、アルビノによって、白い容姿のかれは、幼い頃から偏見や差別が多かったようです。
モデルになったのは、そういった嫌な経験や時期を払拭したかったからなのかもしれませんね。
引用:https://twitter.com/ShaundRoss/status/1070718390711529474

14人目:アマル・ソフィ

アマル・ソフィさんは、ロシアの男性モデルです。
ロシアのモデルさんは、日本人からすると、物語に出てくるような美しさを持つ人が多いですよね。
アマル・ソフィさんも、美しい顔立ちであり、さらに透明感溢れる姿が人気を博しています。

15人目:アヴァ・クラーク

引用:https://www.instagram.com/p/BokRtoVlc8C/
アヴァクラークちゃんは、現在10歳という若さでモデル・女優として活躍している人物です。
きれいな青緑の瞳と、その可愛らしい顔は、世界的に注目を浴び、ファッション界のスターとも言われています。
タイミングや、容姿の力はあると思いますが、この歳にして世界的なスターともなった一つの要因として、時代によるアルビノへの認識の変化は少なからずあると思います。
一番大きいのは、本人の力であることは間違いありません。しかし、その力を最大限に発揮できる環境も大切です。
そういった環境の変化に、これまでご紹介してきた有名人や芸能人は大きく貢献してきたでしょう。活躍してきた分野や、発信してきた情報が違うからこそ、多くの人にアルビノに関する考えが広まったのだと思います。
そしてまた、新しい世代が、アルビノへの偏見をさらになくし、認識を変えていくでしょう。
引用:https://www.instagram.com/p/Bh2Ij9klYH1/

まとめ

引用:https://twitter.com/albinonastya/status/1083666212481974272
いかがでしたか。
「アルビノ」とひとくくりに紹介してしまいましたが、もちろん皆さん性格も考え方も違えば、悩みも違います。
もちろん、同じ特徴をもっていることによって、共通の悩みを抱えている人は多いですし、身体的な障害も出ることから、対処法を共有するためのコミュニティーは必要です。
しかし、一括りに、「こういう悩みを抱えているもの」「こういう接し方を望んでいる」と考えるべきではないと思います。
症状を理解しつつも、性格的や悩みを決めつけてしまわないように、気をつけたいですね。