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三浦春馬主演「僕のいた時間」の病気・alsって?ドラマのモデルは?

2014年に三浦春馬さんが主演したドラマ『僕のいた時間』を覚えていますか?三浦春馬さんが演じたのは、急に【als】という難病に侵されてしまう青年の役でした。【als】とはどんな病気なのでしょう?ドラマ『僕のいた時間』と共に振り返ってみましょう。

alsの役をした三浦春馬とは?

【三浦春馬のプロフィール】[俳優][生年月日1990年4月5日][出身地 茨城県][身長 179㎝][血液型 AB型]4歳のころから、児童劇団に所属し、1997年にNHK連続テレビ小説『あぐり』で子役デビューした三浦春馬さん。2006年に『14才の母』でヒロインの相手役に抜擢されて話題になりました。その後2007年の映画『恋空』では、せつない恋の物語で大注目されました。
その後は数々のドラマや映画に出演し、女性に人気のイケメン俳優の仲間入りを果たした三浦春馬さん。その人気ぶりは、ルックスだけでなく演技力にもあり、第31回日本アカデミー賞や第24回読売演劇大賞優秀男優賞、杉村春子賞など数々の賞を受賞されてまいます。

三浦春馬がalsの役をした『僕のいた時間』とは何?

三浦春馬さんが主演したドラマ『僕のいた時間』は、2014年1月8日から3月19日まで、フジテレビ・共同テレビの制作で放送されていたドラマです。『僕のいた時間』に出演した三浦春馬さんの役は、【als】という病気になってしまう青年の役で、命の大切さを題材にした話題のドラマでした。
『僕のいた時間』では、三浦春馬さんか演じる澤田拓人が、医者を目指しながらも挫折を味わうことはあるものの、高校までは何も大きな病気はせず健康に過ごしていましたが、何げない生活の中でだんだんと【als(筋萎縮性側索硬化症)】の症状が現れはじめるというものです。

三浦春馬が演じた役の病気・alsは難病である

ドラマ『僕のいた時間』で三浦春馬さんが演じた澤田拓人が侵された病気・alsとは、脳や抹消神経からの命令を筋肉に伝える運動神経細胞(運動ニューロン)が犯される病気で、難病の一つです。運動神経細胞は、歩いたり、何か物を持ち上げたり、何か飲み物を飲み込んだりするむなどの様々な動作をするときに、脳の命令を筋人に伝える役目をしています。
その運動神経細胞が侵されるので、筋肉を動かそうとする信号が伝わらなくなり、体の筋肉を動かしにくくなるのです。そして、だんだんと筋肉はやせ細り、動かなくなってしまうのです。

三浦春馬が演じた役の病気・alsの前兆は?

三浦春馬さんがドラマ『僕のいた時間』で演じた澤田拓人に現れたalsの初期症状は、フットサル中に足がつって転んでしまうというもの。そのことはあまり気にしていなかった澤田拓人ですが、これは、alsという難病が発症する前兆だったのです。
さらに、左腕が動かなくなった澤田拓人は整形外科に行きますが、その後も何も症状は改善されないままでした。そこで、大学病院に行った拓人は、【als】という病気と症状を知らされるのです。スポーツも好きで健康で元気に過ごしてきた拓人に突然訪れた病気だったのです。

三浦春馬が演じた役の病気・alsは、頚椎症と間違われやすい

ドラマ『僕のいた時間』で右腕に違和感を感じる症状が現れた拓人は、まず整形外科に行きますが、そこではまず、「頚椎症かもしれない」という医師の判断が下されます。そして、しばらく様子を見ましょうと告げられるのです。
alsは、筋肉に違和感がでる症状から始まるので頚椎症と間違われやすいようです。しかし、様子を見ていた、三浦春馬さんが演じる拓人は左手に力が入らなく、仕事中に物を落としてしまうことになります。仕事でミスをして平謝りの拓人。そして、だんだんと左足のふくらはぎがピクピクするようになり、医師に相談すると、神経内科で診察するように進められるのです。そこで、alsという病気を知らされます。

三浦春馬が演じた役の病気・alsは治療法はない

alsには、特に有効に治療法がないため、症状が進むのを受け止めていかなくてはならないという過酷な病気です。ドラマ『僕のいた時間』で三浦春馬さんが演じた澤田拓人も、alsの前兆である症状が現れてから一年後、身の周りことが自分でできなくなってしまいます。
alsは、運動神経細胞が侵されますが、知覚神経や自律神経は侵されないので、視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚などの五感や記憶、知性には障害は現れません。そのため、手に怪我をしたときや何かにぶつかったときなどは「痛い」という感覚はありますが、その手をひっこめることができないのです。

三浦春馬が演じた役の病気・alsは後に呼吸障害になる

alsは、筋肉の運動を支配する運動神経細胞が侵される病気のため、手足の筋肉が思うようにならなくなることが進むと、全体の筋肉の衰えも始まり、後には会話をすることもままならなくなります。そして、自分で食事をしたり身の回りのことをすることもままならなくなってしまいます。
そして、症状が進むと、呼吸障害が起こります。ドラマ『僕のいた時間』の三浦春馬さんも、だんだんと話すことができなくなり、文字のかかれたボードで意思表示をすることになります。alsを発症すると、人工呼吸器を装着する必要が出てきますが、何も装着しなければ、発症から3年から5年で呼吸筋麻痺になり、悲しいことに亡くなってしまうということです。

ドラマ『僕のいた時間』で三浦春馬が演じた青年は、人口呼吸器を装着したのか!?

ドラマ『僕のいた時間』では、三浦春馬さんが演じる澤田拓人がals病気の症状を苦悩しながらも受け入れ、懸命に生きていく姿がとてもせつなく、涙無しでは見ることができないドラマでした。また、恋人の多部未華子さんが演じる本郷恵の献身的な介護にも心を打たれました。このカップルの行く末が脳裏にあり、最後は見るにたえないだろうと思いながらドラマを見ていました。
三浦春馬さんが演じる拓人は、「生きる覚悟」をし、人工呼吸器をつけて生活するとこを選びました。そして、まぶたの筋肉をうごかして文字を選んで声を出すパソコンの発生装置を使って周りの人と会話をして過ごすのです。恋人であった恵は妻になり、2人の思い出がある海辺の場面でドラマは終わりを迎えます。

『僕のいた時間』で三浦春馬が演じたalsの青年のモデルはいるのか!?

三浦春馬さんが主演を務めたドラマ『僕のいた時間』には原作は無く、橋部敦子さんによるオリジナル脚本であるようです。橋部敦子さんは、『僕のいた時間』の他にも『僕の生きる道』や『僕と彼女と彼女の生きる道』や『僕の歩く道』などを担当されています。
どれも、命や生きることをテーマに描かれた作品です。『僕のいた時間』で三浦春馬さんが演じた澤田拓人のモデルが特に存在したということでもないようですが、この病気に侵されている人は全国に約8300人も存在してるということで、橋部敦子さんはalsの方に会われたかもしれないですね。

ドラマ『僕のいた時間』でalsと向き合った三浦春馬!

ドラマ『僕のいた時間』に出演した三浦春馬さんですが、この役が決まる前から、家族との絆や友人との関わりなどの、日頃はあまり深く考えないようなことを改めて考え直すような役を演じたいと考えていたといいます。そのことをマネージャーやプロデューサーに話したところから、『僕のいた時間』の出演として希望が現実に至ったそうです。
alsという病気によって突然の大きな闇に包まれた中で、ただ暗いだけではなくどうやって希望を見出していくのかを意識して回りに感謝できるような思いが伝えられるように演じたいと話していた三浦春馬さん。『僕のいた時間』は大勢の注目を集め、その思いは深く視聴者に伝わったようです。