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上田早夕里のおすすめ書籍・新刊まとめ【破滅の王・トラットリアなど】

SF小説を数多く手掛ける上田早夕里さんをご存知でしょうか。おすすめしたい書籍やイタリア料理店を舞台にした新刊まで、おすすめしたい作品が数多くあります。上田早夕里さんのプロフィールとともに、おすすめ書籍や最新刊情報をご紹介します。

SF作家 上田早夕里のおすすめ書籍・新刊情報まとめ

引用:https://images.unsplash.com/photo-1446776858070-70c3d5ed6758?ixlib=rb-0.3.5&ixid=eyJhcHBfaWQiOjEyMDd9&s=9b43c5c75516f6ad53f828bd14cbd354&auto=format&fit=crop&w=1352&q=80
ファンタジーやSF小説、さらにはイタリアン・洋菓子店を舞台にした小説を手掛けている上田早夕里さんは、多彩なジャンルを手掛けている小説家です。「華竜の宮」などのオーシャンクロニクルシリーズや破滅の王などの代表作やおすすめ書籍、新刊情報をご紹介します。

上田早夕里のおすすめ書籍・新刊情報【プロフィール】

上田早夕里(うえださゆり)さんは1964年10月26日生まれの53歳、兵庫県神戸市生まれです。神戸海星女学院大学を卒業議しています。

30代で文学賞の応募

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39歳になった1995年「第2回パスカル短篇文学新人賞」に応募、「桓崎由梨(かんざきゆり)」名義で応募した作品が最終候補作となります。同賞の審査員だったSF・同人作家の堀晃さんが主宰する同人誌「ソリトン」に参加します。2000年から2005年までWebマガジン「Anima Solaris」に作品を発表しました。

30代後半で作家デビュー

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2002年、名義を「上田早夕里」に改め、「ゼリーフィッシュ・ガーデン」を書き上げます。同小説を「第3回小松左京賞」に応募、最終候補作に選ばれました。翌年にSF小説「火星ダーク・バラード」が「第4回小松左京賞」を受賞、念願の小説家としてデビューします。

SF作家としての地位を確立

引用:https://i.pinimg.com/564x/ce/18/9f/ce189fa9b84e82ec08e8af724257e61f.jpg
上田早夕里さんはSF小説を中心に執筆活動を続けています。2010年に発表した「華竜の宮」は、2010年に行われた「SFが読みたい!2011年版」において国内篇第1位を獲得します。さらに2011年「第10回センス・オブ・ジェンダー賞」大賞、「第32回日本SF大賞」を受賞しています。2016年に行われた「SFが読みたい!2017年版」では再び国内篇第1位を獲得しました。
2003年から2014年上期まで「日本SF作家クラブ」会員として、SF小説の普及に尽力していました。現在は任意団体「宇宙作家クラブ」や、「日本推理作家協会会員」として書籍普及に一役買っています。

上田早夕里の新刊情報【おすすめ書籍①】

火星ダーク・バラード

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2003年発売「火星ダーク・バラード」は、上田早夕里さんが作家デビューした記念すべき作品です。テラフォーミング(人為的に惑星の環境を変化させること)された火星を舞台に、奇妙な事件に巻き込まれた治安管理担当官の活躍を描いたSF小説です。
火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)の画像

火星ダーク・バラード (ハルキ文庫)

価格:¥ 1,058

***** 第四回小松左京賞受賞作、「大幅改稿版」として、待望の文庫化!*****  火星治安管理局の水島は、バディの神月瑠奈とともに、凶悪犯ジョエル・タニを列車で護送中、奇妙な現象に巻き込まれ、意識を失った。その間にジョエルは逃亡、璃奈は射殺されていた。捜査当局にバディ殺害の疑いをかけられた水島は、個人捜査を開始するが、その矢先、アデリーンという名の少女と出会う。未来に生きる人間の愛と苦悩と切なさを描き切った、サスペンスフルな傑作長篇。

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上田早夕里の新刊情報【おすすめ書籍②】

華竜の宮

引用:https://i.pinimg.com/564x/7c/b8/c7/7cb8c744cc29de844643667176de97f9.jpg
華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)の画像

華竜の宮(上) (ハヤカワ文庫JA)

価格:¥ 799

紹介 滅亡を前に、人類はどう生きるべきか? ベストSF2010第1位、日本SF大賞受賞 新世代日本SFの金字塔、ついに文庫化 地殻変動で陸地がほぼ水没しても人類は武器 を捨てなかった。さらなる絶望的な環境激変 は、この星のすべての命に対して決断を迫る

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2010年発売「華竜の宮」は、海底隆起により多くの陸地が海に沈んだ未来を描いたSF小説です。「華竜の宮」は2011年「第64回日本推理作家協会賞」長編および連作短編集部門候補、「第32回日本SF大賞」受賞、「第10回センス・オブ・ジェンダー賞」大賞を受賞しました。
「華竜の宮」は「オーシャンクロニクル」シリーズと後に題するシリーズの第1作目であり、2013年には「華竜の宮」の続編や短編集が発売されました。上田早夕里さんの代表作として「華竜の宮」を挙げる人が多いほど、緻密な設定と壮大な物語が人気の作品です。
華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)の画像

華竜の宮(下) (ハヤカワ文庫JA)

価格:¥ 799

青澄は、アジア海域での政府と海上民との対立を解消すべく、海上民の女性長・ツキソメと会談し、お互いの立場を理解しあう。だが政府官僚同士の諍いや各国家連合間の謀略が複雑に絡み合い、平和的な問題解決を困難にしていた。同じ頃“国際環境研究連合”は、この星の絶望的な環境激変の予兆を掴み、極秘計画を発案する―最新の地球惑星科学をベースに、この星と人類の運命を真正面から描く、2010年代日本SFの金字塔。

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上田早夕里の新刊情報【おすすめ書籍③】

深紅の碑文

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深紅の碑文(上) (ハヤカワ文庫JA)の画像

深紅の碑文(上) (ハヤカワ文庫JA)

価格:¥ 994

陸地の大部分が水没した25世紀。 人類は僅かな土地で暮らす陸上民と、生物船〈魚舟〉とともに海で生きる海上民に分かれ共存していた。

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2013年発売「深紅の碑文」は、「オーシャンクロニクル」シリーズの続編として発表されました。陸地が増えた未来の世界で新たな騒動が巻き起こります。2013年に「深紅の碑文」が発売、2016年には「深紅の碑文」の文庫本が発売されました。
SF小説というと宇宙を舞台にした物語をイメージしますが、「深紅の碑文」などの「オーシャンクロニクル」シリーズは、地球の未来を舞台にしており、他人事とは思えない出来事が起こるのが特徴です。新しいSF小説を読んでみたいとお考えの人は、「深紅の碑文」などの「オーシャンクロニクル」シリーズがおすすめです。
深紅の碑文(下) (ハヤカワ文庫JA)の画像

深紅の碑文(下) (ハヤカワ文庫JA)

価格:¥ 994

困難な時代においても、深宇宙研究開発協会は人類の記録と生命の種を系外惑星に送り込もうと計画していた。 その理念に共感した星川ユイは協会で働き始めるが、大量の資源を必要とする宇宙開発は世間から激しい非難を浴びる。

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上田早夕里の新刊情報【おすすめ書籍④】

ラ・パティスリー(洋菓子シリーズ)

2010年発売「ラ・パティスリー」は、パティスリーで働く新米菓子職人の奮闘を描いた小説です。小説「ラ・パティスリー」が発売された3年後、「ショコラティエの勲章」が発売さました。「ラ・パティスリー」などの菓子店を舞台にしたシリーズは「洋菓子シリーズ」と呼ばれています。
上田早夕里さんの作品は、「華竜の宮」や「深紅の碑文」などSF小説を多く手掛けていますが、中には「ラ・パティスリー」などの洋菓子店を舞台にした小説も手掛けており、SF小説は苦手という人には「ラ・パティスリー」はおすすめです。また、神戸を舞台にした小説でもあるため、神戸の風情を感じることができる作品でもあります。
ラ・パティスリー (ハルキ文庫)の画像

ラ・パティスリー (ハルキ文庫)

価格:¥ 679

森沢夏織は、神戸にあるフランス菓子店“ロワゾ・ドール”の新米洋菓子職人。ある日の早朝、誰もいないはずの厨房で、飴細工作りに熱中している、背の高い見知らぬ男性を見つけた。男は市川恭也と名乗り、この店のシェフだと言い張ったが、記憶を失くしていた。夏織は店で働くことになった恭也に次第に惹かれていくが…。洋菓子店の裏舞台とそこに集う、恋人、夫婦、親子の切なくも愛しい人間模様を描く、パティシエ小説。大幅改稿して、待望の文庫化。

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上田早夕里の新刊情報【おすすめ書籍⑤】

破滅の王

2017年11月発売「破滅の王」は、1943年の上海を舞台に、荒廃した街で細菌兵器を作る動きを察知した総領事代理と大使館補佐官が真実に迫る歴史サスペンス小説です。
上田早夕里さんは自身のブログで「破滅の王」について触れています。長編「「破滅の王」は、満州事変から日本の敗戦までを、戦前の上海を舞台に描いています。上田早夕里さんは上海フランス租界に実在した日中共同研究機関の存在を、歴史に埋没させてはもったいないと感じ、「破滅の王」の執筆に取り掛かりました。
SF小説を得意とする上田早夕里さんの切り口で、上海に実在した研究所の真実を「破滅の王」で解明していきます。フィクションを交えつつ物語が紐解かれていく「破滅の王」は、歴史小説好きにおすすめです。
破滅の王の画像

破滅の王

価格:¥ 1,836

1943年6月、上海。かつては自治を認められた租界に、各国の領事館や銀行、 さらには娼館やアヘン窟が立ち並び、「魔都」と呼ばれるほど繁栄を誇ったこの地も、 太平洋戦争を境に日本軍に占領され、かつての輝きを失っていた。

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上田早夕里の新刊情報【おすすめ書籍⑥】

トラットリア・ラファーノ

2017年12月発売「トラットリア・ラファーノ」は、神戸・元町で兄妹3人で運営するイタリア料理店で巻き起こる人間模様を描いた作品です。「洋菓子」シリーズに引き続き、飲食店を舞台にしたファンタジー色もある小説であり、さまざまなイタリア料理が登場するのも魅力的な作品です。
「トラットリア・ラファーノ」の「トラットリア」とは、イタリア語で大衆食堂を意味しいます。「トラットリア」の反対の意味である高級レストランを意味するのが「リストランテ 」です。神戸出身の上田早夕里さんの作品には、地元を舞台にした作品も数多くあります。「トラットリア・ラファーノ」は神戸・元町の活気を感じることができる小説です。
トラットリア・ラファーノ (ハルキ文庫)の画像

トラットリア・ラファーノ (ハルキ文庫)

価格:¥ 626

神戸・元町にあるイタリア料理店「ラファーノ」。兄と妹が厨房担当で、僕はホール係だ。ある日、高校の同窓生・優奈が来店した。お店を気にいったらしい彼女が何度か通ってくるようになった頃、高校時代のソフトテニス仲間・伸幸が店にやって来た―。プロシュート、鶏の白ワイン煮込み、仔羊のカツレツ、夏サンマのマリネ、カッサータ…など美味しい料理と、友情と恋愛の間で揺れ動く男女の心の機微とかけがえのない人生を描く感動の物語。書き下ろし。

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SF作家 上田早夕里のおすすめ書籍【新刊情報】

引用:https://images.unsplash.com/photo-1467951591042-f388365db261?ixlib=rb-0.3.5&ixid=eyJhcHBfaWQiOjEyMDd9&s=3f2419f5e4b9a4211fcd742868d6310f&auto=format&fit=crop&w=1350&q=80
上田早夕里さんの新刊情報を調べてみました。2017年11月に発売「破滅の王」、同年12月に発売「トラットリア・ラファーノ」が発売され、それ以降は新刊は発売されていません。2018年7月現在の新刊情報が公開されていませんが、秋ごろには新刊が発売されるのではと予想されます。上田早夕里さんの新刊を待ちましょう。

SF作家 上田早夕里のおすすめ書籍・新刊情報まとめ

SF小説「火星ダーク・バラード」でデビューした上田早夕里さんは、「オーシャンクロニクル」シリーズの「華竜の宮」や「深紅の碑文」などが代表作であり人気作品として挙げられす。一方で洋菓子店を舞台にした「ラ・パティスリー」や、イタリア料理店で繰り広げられる人間模様を描いた「トラットリア・ラファーノ」など、ファンタジー色のある作品も手掛けています。
2018年7月現在、新刊情報は出ていませんが、上田早夕里さんの新たな物語が今から待ち遠しいですね。上田早夕里さんの作品が気になる人は、さっそく書籍をチェックしてみましょう。
引用:https://images.unsplash.com/photo-1507405423760-32445c333b52?ixlib=rb-0.3.5&ixid=eyJhcHBfaWQiOjEyMDd9&s=57066278b299e47f7b839757df165831&auto=format&fit=crop&w=1457&q=80