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タモリは名古屋に因縁?なぜ?名古屋弁嫌いはネタ?ブラタモリで批判?

お笑いBIG3の一人にも名を連ね、司会者として知らない人はいない大御所芸人タモリさん。そんなタモリさんはなぜか名古屋とある因縁を持っているそうです。その理由はいったいなぜなのでしょうか。タモリさんと名古屋の因縁エピソードをまとめました。

【タモリは名古屋が嫌い?なぜ?名古屋弁いじり?因縁エピソードまとめ】

タモリさんというと言わずもしれた大御所芸人ですが、ひとりの人間であるタモリさんが都市のイメージを大きく印象付けたことをご存知でしょうか?

名古屋批判!?ネタにされた名古屋弁

いまでこそタモリさんは司会として有名で、タモリさんがネタをやる姿を知らない若者がいまは多いと思います。タモリさんには独自のお笑いネタが数多くあり、自身が芸能界に登場したことを、「江頭2:50が世に出た感じ」と例えるほど、そのお笑いネタは独特なのです。
タモリさんの独特なお笑いネタの中でも有名なのが「デタラメ外国語」で、適当な言葉で外国語をしゃべりウケていました。その同一線上にあるのが適当名古屋弁というネタなのです。なぜこのネタに名古屋の一部の人は怒ったのでしょうか?

名古屋弁の「みゃー、ぎゃー」に着目

1980年前後にタモリさんは「車のカギをチャラチャラいわせる名古屋人」というネタを披露しています。
当時一部の名古屋の人からするとタモリさんのデタラメな名古屋弁は、名古屋を馬鹿にし、批判されているようで許せなかったそうです。これが名古屋とタモリさんの因縁に繋がっています。実際にタモリさんは名古屋弁を批判していたわけではなく、単にイントネーションを面白いと感じていたようなのですが…

【タモリは名古屋が嫌い?なぜ?名古屋弁いじり?因縁エピソードまとめ】名古屋からエビフライを連想するわけ

なぜエビフライという言葉は、名古屋と連想付けられるようになったのでしょう。それはタモリさんに理由がありました。タモリさんはテキトー名古屋弁を用いてエビフリャーという言葉を使い、これが全国に広まったのです。当然一部の名古屋人からは「名古屋批判だ!」「名古屋弁を馬鹿にしてる!」という意見が出たそうです。

名古屋の人の一部はタモリに感謝している

しかしタモリさんに名古屋弁を取り上げられた事のほか影響は大きく、エビフリャーは全国へ広まり、名古屋が全国でクローズアップされるようになったのです。すなわちタモリさんのおかげということです。
実際には名古屋城のしゃちほこだってありますから、何もなかったわけではありませんが、宣伝をしなければ部外者からは無いのと一緒。タモリさんによって宣伝された名古屋は一躍注目都市になったのです。

【タモリは名古屋が嫌い?なぜ?名古屋弁いじり?因縁エピソードまとめ】タモリと名古屋との因縁

タモリさんの名古屋弁イジリ以来、名古屋の一部の人はタモリさんに面白おかしく全国に広められたことを根に持っており、それは世相として地元新聞にも影響していたのです。

中日新聞に出てくる「タモリに笑われる」

中日新聞の夕刊コラムではよく、「タモリに笑われる」という表現が出てきます。これはもはやコトワザと同義です!
~なんてすると「タモリに笑われる」とか、~のようなことを言っていては「タモリに笑われる」のような使われ方をするのです。
タモリさんと名古屋の確執の深さが分かるエピソードですね。

【タモリは名古屋が嫌い?なぜ?名古屋弁いじり?因縁エピソードまとめ】和解

因縁の深いタモリさんが名古屋にやってくると話題になったのが、NHKの人気番組「ブラタモリ」で、地元新聞である中日新聞の2017年5月20日の朝刊でカラーを使って大々的に取り上げました。

ブラタモリ収録は名古屋の総力を挙げた

名古屋市としても全面協力をしたようで、ブラタモリ史上最も市区町村からの協力があった回として伝説になっています!
名古屋市を走る観光バスにはブラタモリのラッピングが施され、繁華街のライトアップにタモリさんのアニメーションが流れたとか…
当時は確執だったのでしょうが、いまとなっては笑い話なのかもしれませんね。タモリさんのおかげで名古屋は広く認知されたという意見が現在では多数派になっているのだと思います。

【タモリは名古屋が嫌い?なぜ?名古屋弁いじり?因縁エピソードまとめ】埼玉とも因縁があった!

名古屋との因縁について触れてきましたが、ほかにもタモリさんと因縁のある都市がありました。

「ダサイタマ」を命名したのはタモリ

当然、当時の埼玉県民の一部はタモリさんに反感を覚えたそうで、いまでも根に持っている人も多いとか…
テレビというメディアの力と、タモリさんという一人の偉大な著名人の力の大きさを感じますね。

【タモリは名古屋が嫌い?なぜ?名古屋弁いじり?因縁エピソードまとめ】まとめ

名古屋弁を面白おかしくイジられたことで名古屋とタモリに因縁が出来た

デタラメ外国語というタモリさんのネタの同一線上に、面白名古屋弁がありました。名古屋弁の語尾の一部には「みゃー」とか「だぎゃ」とかいうものがあり、織田信長がこれを用いていたこともいまでは有名ですが、広く全国に名古屋弁が知れ渡ったのはタモリさんの影響でした。

名古屋には「タモリに笑われる」というコトワザのようなものがあった

タモリさんと名古屋の確執の深さを物語るエピソードに、中日新聞という地方新聞のコラムがあります。中日新聞の夕刊コラムでは度々「タモリに笑われる」という言葉が登場します。
新聞は世相を反映する鏡の一面を持っていることから、面白おかしく名古屋弁をネタにされた名古屋の人が、タモリさんに馬鹿にされたくないという想いを抱いていた世相が見えてきます。

ブラタモリの収録には名古屋市の全面協力があった

一方タモリさんに好印象をもっている人も名古屋には少なからずいて、タモリさんのおかげで名古屋という都市が全国に広く知れ渡り、名古屋を知ってもらう機会が増えたと感謝しているのです。
2017年にブラタモリというNHKで放送されるタモリさんの人気番組の収録が名古屋で行われた際には、名古屋の街全体がタモリさん一色となりました。街の観光バスはブラタモリにラッピングされ、繁華街のライトアップはタモリさんのアニメーションが流れました。そしてタモリさんと名古屋は完全和解したのです。

芸人タモリの影響力は半端じゃなかった!

あくまでタモリさんは一芸人なのですが、その影響力はとてつもなかったんですね。当時のテレビの力、タモリさんという著名人が日本に与えた影響力は凄まじかったのです。
いまでこそ定着しているタモリさんが作った言葉の一つに「ダサイタマ」という言葉があります。埼玉の人にとっては不名誉な言葉でしょうが、この言葉のおかげで埼玉という都市が少なからず注目されていることも事実です。なぜならタモリさんが作った「ダサイタマ」はいまだにいろんなところで使われているからです。
いつかは埼玉も、名古屋のようにタモリさんと和解する日が来るのかもしれません。言葉の持つ力、そしてひとりの人間の影響力、タモリさんという人間の偉大さを知りました。