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今邑彩の死因は?おすすめ書籍も紹介!【いつもの朝に・蛇神など】

小説家の今邑彩さん。2013年に逝去されましたが、死因は何だったのでしょうか?代表作には『いつもの朝に』や『蛇神』『鬼』『暗黒祭』『ルームメイト』などがありますが、おすすめの書籍はどれでしょうか?今邑彩さんの死因やおすすめの書籍などを今一度ご紹介していきます!

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】プロフィール

【名前】        今邑 彩(いまむら あや)
【職業】        小説家
【ジャンル】      推理小説
【本名】        今井 恵子(いまい けいこ)
【生年月日】      1955年3月13日
【没年月日】      2013年2月
【出身地】        長野県
【活動期間】      1989年~2003年
【デビュー作】     『卍の殺人』

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】経歴

今邑彩(いまむらあや)さんは、推理小説を中心とした執筆を行っていた小説家。
長野県に生まれ、その後は静岡県で育った今邑さん。都留文科大学英文科を卒業した後は、就職をし、会社勤務を経験します。しかし、その後は作家に転身。
1989年『卍の殺人』で作家デビュー。この作品では、、東京創元社の全13巻の推理小説シリーズ「鮎川哲也と十三の謎」のうち1冊を公募する企画「鮎川哲也と十三の謎 十三番目の椅子」で『最優秀作品』に選ばれます。
引用:https://pbs.twimg.com/media/DgJKlpfUwAsXoIn.jpg:orig
以降は、『警視庁捜査一課・貴島柊志シリーズ』や『蛇神シリーズ』などの長編小説も刊行。その他、シリーズ外の長編小説や短編小説も多数執筆し、推理小説のジャンルの中でも特に人気のある作家へとなります。
しかし、そんな今邑さんに不幸が訪れます。
2013年3月6日、東京都内の自宅にて死去していたことが判明します。57歳没。
今後も多くの作品を期待される人気作家でしたが、その突然の不幸はファンを悲しみに包みました。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】死因は?

2013年に、突然死をした今邑彩さん。その死因は何だったのでしょうか?
引用:https://pbs.twimg.com/media/DgcApUmUEAAfIgt.jpg:orig
調べてみたところ、今邑さんの死因は病死。
都内で独り暮らしをしていた今邑さんは2月上旬に自宅で病死をしたと見られています。そして、死去が発見されたのは翌月の3月6日。死後から1か月あまり経過してからのことでした。
引用:https://pbs.twimg.com/media/DgZ_IN1U8AA_uB1.jpg:orig
晩年患っていた病気があったのかどうかは明らかにされていません。ですが、死後から1か月も経っても発見は、何だか悲しすぎます。時期的に寒い季節でしたので、遺体の腐敗も進んでおらず、発見が遅れたのかもしれません。
生前は結婚もしておらず、お子さんもいなかった今邑さん。今邑さんの告別式は近親者のみで執り行われ、喪主は兄が務めたようです。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】「いつもの朝に」

今邑さんの作品『いつもの朝に』は、2003年に刊行された長編小説。
旧約聖書のカインとアベルの逸話をモチーフにし、犯罪者の子供はその血を受け継いでしまうのかを問う作品。とても重そうなイメージのあるストーリーですが、読んでみると一気に引き込まれる作品として人気を呼んでいます。

兄弟の出生に秘められた、恐怖と感動の真実。 容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の兄と、兄とは正反対で何をやらせても落ちこぼれの弟。二人はあるきっかけで恐ろしい出生の秘密を知ってしまう…。戦慄と感動のホラーミステリー。

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長い小説ではありますが、読んだ方は皆”一気に引き込まれた”という感想を口にしています。今邑彩さんおススメの一冊です。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】「蛇神」

今邑さんの代表作品の1つである、『蛇神』シリーズ。
1999年に『蛇神』を刊行。
家族を惨殺されたことで故郷である村に訪れた主人公は、そこからさらにとんでもない事態に巻き込まれます。”閉鎖的な村での忌々しい慣習”を舞台に、”隔離された村”の怪奇的な物語を綴った作品。

新橋の老舗蕎麦屋の若女将、倉橋日登美が直面した信じられない現実――。父と夫と長男が、住み込みの少年に惨殺されたのだ。幼い娘の春菜とふたりとり残され、茫然自失の彼女のもとへ従兄と称する神社の禰宜が現れ、信州の日の本神社へ里帰りするように勧める。従兄によると、26年前、実母は生まれたばかりの日登美を連れて、ある日、忽然と村から姿を消したのだというが……。長編ホラー。

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冒頭からラストまで、一気に読みたくなるようなハラハラドキドキの内容が、非常に魅力的。この『蛇神』を読むと、その後のシリーズ作品『翼ある蛇』や『双頭の蛇』と次作を読みたくなるようです。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】「暗黒祭」

今邑彩さんの代表作の1つ『蛇神シリーズ』
「蛇神」「翼ある蛇」「双頭の蛇」と発表し、そのシリーズの最後を締めくくったのが、2003年刊行の『暗黒祭』

少年少女の行方不明事件を特集したテレビ番組を見ていた編集者の喜屋武蛍子は思わず叫んだ。番組で取り上げられた幼女の面影に見覚えがあったからだ。消息を絶った元恋人の伊達を探しに訪れた信州・日の本村の神社で偶然見かけた巫女姿の女の子にそっくりだった。まだ二週間前のことだ。幼女は、あの村で来月行われる七年に一度の大祭の神事のために攫われたのか? 錯綜する謎の糸が解きほどかれる時、驚愕の真実が浮かび上がる。「蛇神」シリーズ、堂々の完結。

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”血の繋がり”や”遠い祖先とのつながり”などがキーワードとなっていたこの蛇神シリーズ。その完結編として刊行された同書は、シリーズファン待望の1作として、人気を呼びました。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】「鬼」

短編作品として2008年に発表された『鬼』
背筋が凍るような恐怖を丁寧で繊細に描く、ホラー短編集です。

引きこもっていた息子が、突然元気になった。息子を苛めていた子が、転校するというのだが…「カラス、なぜ鳴く」。かくれんぼが大好きだったみっちゃん。夏休みのある日、鬼になったみっちゃんは、いつまで待っても姿をあらわさなかった。そして、古井戸から…「鬼」。他、言葉にできない不安、ふとした胸騒ぎ、じわじわと迫りくる恐怖など、日常に潜む奇妙な世界を繊細に描く10編。ベスト短編集。

https://www.amazon.co.jp/鬼-集英社文庫-今邑-彩/dp/4087466647
長編小説を読む時間が取れないという方には、ぜひおすすめの短編集。今邑さんの描く繊細なホラーの世界を体験してみてください。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】「ルームメイト」

1997年に刊行された、長編小説『ルームメイト』
作品発表後からじわじわと人気を呼び、2013年には30万部を超えるベストセラーに。
「モノローグ1」「第一部」「モノローグ2」「第二部」「モノローグ3」「第三部」「モノローグ4」という構成になっており、この中の「モノローグ4」はバッドエンド。そのため、文庫版になる際は著者によるあとがきを挟んで、この「モノローグ4」が掲載されています。
これは、「モノローグ4」があまりの後味の悪さを指摘されたため、読むか読まないかを読者に選ばせる選択のようです。
引用:https://scontent-nrt1-1.cdninstagram.com/vp/753a0066e6d6da443d821a19377285da/5BAF3CB4/t51.2885-15/e35/30079540_2012038909062020_9146235360521486336_n.jpg

私は彼女の事を何も知らなかったのか…?大学へ通うために上京してきた春海は、京都からきた麗子と出逢う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううち、彼女の二重、三重生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも替えていた。茫然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが…。

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ベストセラーにもなり、後に映画化もされた今邑彩さんの代表作品。興味のある方はぜひ、今邑さんの描くミステリーの世界に引き込まれてみては?

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】「ルームメイト」は映画化も!

この『ルームメイト』は2013年に映画化もされています。
主演は人気女優の北川景子さん。
その他にも、深田恭子さん、高良健吾さんと人気女優&俳優が共演をした話題作。
公開後には、動員3万5,795人にものぼり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第9位となった大ヒット作品となりました。

【今邑彩の死因は?おすすめの書籍も紹介!『いつもの朝に・ルームメイト・蛇神・鬼・暗黒祭』】まとめ

ミステリー小説家として活躍をしていた、今邑彩さんについてご紹介しました。
今邑彩さんは、数々の名作を執筆され、今後も期待をされた作家でしたが、2013年に突然の逝去。今邑さん亡き後に制作された映画『ルームメイト』は北川景子さん主演で大ヒットを記録しました。
そんな多くの人々の心を魅了した作家・今邑彩さんのご冥福を改めてお祈り申し上げます。