関東連合最強の男・金村剛弘の死因は？西新宿事件の真相に迫る！

金村剛弘（かなむらたかひろ）は1975年12月29日生まれで、西新宿出身の在日韓国人です。本名は金剛弘です。金村剛弘は女優の広末涼子さんの元夫でもある、岡沢高宏と小学5年生の時に知り合って、いじめられていた岡沢高弘を助けた過去があることから、兄貴と金村剛弘を慕っていたそうです。

その後、金村剛弘と岡沢高弘は新宿ジャックスというギャング集団を設立しました。そして、暴走族の久我山狂乱恋命にも入団しています。その後金村剛弘は韓国食材の輸入、歌舞伎町に複数のビルの所持、女性専用サウナの経営など実業家としても成功しています。

金村剛弘は関東連合のメンバーとも親交があり、関東連合の後見人という立場で、鋼の肉体を持っていることから「関東連合最強の男」と言われていました。そんな最強の男が死亡してしまって関係者の誰もが驚いたそうです。そんな金村剛弘はなぜ、殺されたのか？今回は西新宿事件の真相について紹介致します。

西新宿事件は2008年3月に起きた殺人事件です。関東連合のOBと親交も持っていた金村剛弘が集団リンチの末殺害された事件で犯人は現在も逮捕されていません。警察によると半愚連隊集団による抗争の一つではないかという見方をされています。

金村剛弘新宿ジャックスのメンバーで関東連合とも繋がりがありました。2005年には反関東連合との抗争もしていたそうです。そして、事件は2008年3月16日の午前4時過ぎに金村剛弘の実家の西新宿の路上付近で発生しました。金村剛弘が路上に車を停車させたところ待ち伏せしていた4、5名ほどの男達に金属バッドで襲われました。襲撃した男たちは警察が到着することには逃走しており、金村剛弘は3月21日に32歳という若さで命を落としました。

金村剛弘の通夜には現在指名手配されている関東連合の元トップの見立真一も訪れ「絶対に返しを取ってやりますから」と復讐を誓っていたそうです。この事件をきっかけに関東連合と反関東連合は更に激しい抗争へと発展しました。

この事件の犯人は未だに捕まっていません。しかし、金村剛弘が襲撃される前には周りで様々な事が起きていた事が関係者によってわかっています。そこで事件前に金村剛弘の周りで起きていた問題についてご紹介します。

関東連合と対立していた木村兄弟と地元のコンビニで金村剛弘は揉めていました。金村剛弘は木村兄弟に詰められていたそうですが、実は木村兄弟は新宿ジャックスのOBで金村剛弘の後輩にもあたる人物です。

後輩ではありますが、その後木村兄弟は関東連合と対立することになりましたので必然的に金村剛弘とも敵対することになります。そんな時にコンビニで遭遇した木村兄弟に「先輩、自分たちと揉めるんですか？」と詰め寄ってきたそうです。木村兄弟は関東連合とつるんでいる金村剛弘に対して「先輩も俺と揉めるんですか？」と言ってきたそうです。しかし、金村剛弘は「俺は、そんなことないよ」と木村兄弟と揉める意思はないことを二人に話しましたが、木村兄弟は「やんならやってやりますよ」と一歩も引かなかったそうです。

木村兄弟に絡まれながらも金村剛弘は何もしなかったとして、関東連合の間では「ビビったんだろ」と関東連合サイドの金村剛弘をその問題がきっかけで相手にしなくなったようです。

西新宿事件と直接関係しているのではないかと言われているのが、事件2日前に起きたある出来事です。関東連合の行きつけのちゃんこ鍋屋で、関東連合と対立しているグループのメンバーと鉢合わせてしまいました。

そのメンバーは木村兄弟の参謀であったジャックスOBの武田修が所属している山口組の秋良連合会一蓮会の組員数名で、お互いの存在に気付きいがみ合いに発展してしまいました。この時に金村剛弘が相手を殴り一発で倒してしまったそうです。戦意を失った一蓮会をその場を去ったそうです。

金村剛弘は木村兄弟との問題で関東連合からも批判されていたのでその挽回で相手を殴り倒したのではないかと言われています。木村兄弟とも繋がりがある一蓮会のメンバーと事件二日前に揉めていることからこの事件が直接西新宿事件に関係しているのではないかと言われるようになりました。

金村剛弘がちゃんこ鍋屋で一蓮会と揉めた翌日に関東連合のトップの見立真一の誕生日会が西麻布のカラオケで行われました。金村剛弘はその誕生日会に招かれており、パーティーでも一蓮会のメンバーを金村剛弘が倒したという話で盛り上がっていたそうです。

しかし、その翌日の午前4時頃に誕生日会から帰宅した際に金村剛弘は襲撃され命を落としました。誕生日会でも後輩からは「昨日の事もあるので気をつけてくださいね」と言われていたそうです。

未だに犯人が捕まっていない西新宿事件ですが、犯人は一体誰なのか？この事件をめぐって何人かの男たちが犯人像として浮かび上がってきましたのでその人物について紹介します。その人物は八王子を拠点にしている打越スペクターに所蔵していた西村と斎藤という男です。

西村聡造は事件2日前のちゃんこ屋で金村剛弘にやられた男です。西村は目が腫れるほどの怪我をしていたそうで、その恨みで事件を起こしたのではないかと言われています。

そんな西村は2016年2月の乱闘事件で逮捕されており、斎藤邦美は2015年1月に死体遺棄事件で逮捕されています。そんな二人が犯人なのではないかと言われている理由について詳しく紹介します。

まず、ちゃんこ鍋屋で金村剛弘に直接やられたのが西村だったそうです。西村は戦意を失いその場から離れましたが、その恨みで後輩の斎藤に金村剛弘を襲撃させたのではないかと言われています。西村直接手を下さなかったのは足がつかないように工夫をしたからだと言われています。

そして、斎藤が指揮をとり打越スペクターのメンバーで金村剛弘を襲い殺害した可能性が最も高いようです。打越スペクターは過去に山口組系組員を集団で金属バッドで暴行するという事件を起こしており、今回の西新宿事件と殺害の状況が似てる事件を起こしています。

金村剛弘は木村兄弟と揉めており、その木村兄弟と繋がりがあった西村をボコボコにして、後輩の斎藤など打越スペクターの人間に襲撃されたという説が最も有力と言われています。

関東連合のOBで格闘家の瓜田純士は自らの著書でこの事件について語っていました。瓜田によると襲撃したメンバーは一連会の武田修と繋がりのある不良たちで、木村兄弟は現場にはいなかったが、武田修に対して軽く煽っていたのではと瓜田は語っています。

そして、瓜田は木村兄弟に煽られた武田修がノリで集まったチンピラに対して金村剛弘に適当に制裁を加えて、武田修がスッキリすれば良い程度の襲撃事件だったのではと語っています。

瓜田は襲撃メンバーの名前も知っているそうで、八王子から6人、練馬から2人、中のから1人と具体的に明かしており、武田修の仲間以外にも金村剛弘に恨みを持っている集団がバラバラで集まっただけの集団と話していました。

瓜田の話しが真実なら、八王子のメンバーが最も人数が多いです。やはり、西村の後輩の打越スペクターのメンバーが主犯の可能性は極めて高いのではないでしょうか。

六本木クラブ襲撃事件は2012年9月に六本木のクラブで起きた襲撃事件です。関東連合の見立真一らが来店客を金属バッドで襲撃し殺害させた事件です。見立真一が恨みを持った男性を襲撃するために行われたそうですが、実際には相手を間違えて襲撃したそうです。

この襲撃事件は金村剛弘を襲った犯人に対して復讐するために動いていた見立真一が誤って一般の男性を殺害した事件とも言われており、見立真一は現在も指名手配されています。

今回は関東連合最強の男と言われた金村剛弘殺害の真相について紹介しました。犯人像として、木村兄弟、武田修、西村聡造、斎藤邦美、打越スペクターという名前が挙がっていますが、未だにこの事件での逮捕者は出ていません。西村と斎藤は別の事件で逮捕されていますが、警察は西新宿事件の容疑では捜査は行っていませんでした。